「大阪水曜ほっと集談会」公式ブログ

12月17日(火)20時~・12月18日14時~(ZOOM)にてリモート集談会&忘年会を開催します

アトピーと良い人をやめる!

2024年11月29日 06時52分49秒 | コラム 

大阪水曜ほっと集談会一世です。

最近冬の乾燥と忙しいことによるストレスから、アトピーがひどい。

痒くて痛くてじっとしていられない。

アトピーは、私の健康のバロメーターです。

これがひどくなると生活が偏っているのです。

食生活や睡眠、入浴を見直し、過労と冬季うつによる体の免疫低下を避けております。

でもそれだけではないのです。

ついついサービス精神から良い人を演じてしまうのです。

それから何でもかんでも自分でやろうとする。

結果、仕事を抱え込みマイペースに仕事をしている、若い社員に怒りがわいてくるのです。

要するに自分で自分を追い詰めているのですね。

神経質症とは自分の心より周りや相手を優先しすぎた結果による病と言えるのかもしれません。

アトピーは生活の偏りを、心のとらわれは、考え方の偏りをセンサーのように教えてくれます。

それに耳を傾けるかどうかは自己責任です。

まったく還暦を過ぎても、自己中心が抜けなくて笑ってしまいます。

※今日の森田博士の言葉

苦しいことは、誰も苦しいというのを平等観といいます。

ただ自分が自分一人が特別に苦しくて、他の人はみんな平気であるというふうに考えるのを差別観といいます。

神経質は、自己中心のために、なかなかこの平等観の修養ができにくいのであります。



2024.11.29 一世

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森田博士はキダルト?

2024年11月28日 09時08分54秒 | お知らせ



大阪水曜ほっと集談会一世です。

リカちゃん人形が再び流行しているらしい。

リカちゃん人形が誕生して60年近い。

それも子供の頃に遊んだお母さんやおばあちゃん世代の女性に人気があるらしい。

このようなキッズでもないアダルトでもない人たちをキダルトと呼ぶらしい。

これは完全に造語である。

ふと森田博士は大正から昭和にかけてのキダルトではなかったかという気がした。

大人の衣を纏った当時の体裁と権威主義に満ちた精神医学界の中で純粋に神経質症状に苦しむ患者を救おうとされた姿勢には自然と頭が下がる。

もちろん森田博士も人間であるから野心も持たれていたと思う。

一貫していたのは神経質性格や神経質症状のメカニズムを説き明かそうとする子供のような好奇心ではなかったか?

大人でもない、子供でもない、子供の心を維持した大人、とでもいうのであろうか?

私は最近このような人に憧れるのである。

森田療法には、様々な森田用語と呼ばれるものが存在する。

そのなかに純なる心初一念という言葉がある。

これらはすべて大人子供に通じるような気がする一世です。



2024.11.28 一世

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誠実さには負ける!

2024年11月27日 18時58分39秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

62年の人生で様々な人に出会いました。

肩書のある人、立派な人、優秀な人、強い人、要領がよい人などには、負けた気がしません。

ところが神経質性格の特徴ともいえる誠実で、自分に正直な人には心の底から負けたと思うのです。

誠実さには負ける!

森田療法に出会って45年目、あらためてその思いを強く感じている一世です。



2024.11.28一世




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ウインターブルー(冬の訪問者)

2024年11月26日 23時28分46秒 | コラム 

大阪水曜ほっと集談会一世です。

本日は風も強く雨も降り寒かったです。

冬が本気モードです。

今年は少し遅くなりましたが、季節の風物詩、

ウインターブルー(冬季うつ)が今年もやって来ました。

特徴はやたら眠たくなるのと、過食、特に甘いものが無性に食べたくなります。





早朝早起きして日光に当たるとか、規則正しい生活とか、タンパク質を多めにとることで波を小さく出来るそうですがなかなか思う通りに行きません。

私の場合は森田博士の言われるところのあるがままそのままにしています。

人間も自然界の一員なのでいわゆる冬眠状態に入るのでしょうか?

こうなると職場と自宅の往復のみで、とにかくやる気が起こらず、じっとしています。

テレビも音楽も心に入らずメールもLINEも最低限で遮断しています。

ブログも文字を打つのが苦痛で時間が掛り開店休業状態で失礼しています。

毎年毎年分かっちゃいるけど止められない、

そんな自分をどこかで面白く感じている私がいるのです。

※今日の森田博士の言葉

要するに、人生は、苦は苦であり楽は楽である。

柳は緑、花は紅である。

そのあるがままにあり、自然に服従し境遇に従順であるのが真の道である。

毎日の心持ちを引き立たせる最も安楽な道である。



2024/11/26 一世

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強迫症と無力な私と自覚!

2024年11月23日 07時50分56秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

朝から少し重たいテーマで失礼します。

コロナ禍以降、消毒・手洗いに代表される強迫行為を伴う強迫症(強迫性障害)がとても増えたといわれています。

統計的な数字からではないのですが、少なくとも自助グループ活動を通じてそのように感じます。

強迫性障害(きょうはくせいしょうがい)とは不合理な行為や思考を自分の意に反して反復してしまう精神障害の一種であるといわれています。

以前は強迫神経症といわれ同じ行為を繰り返してしまう「強迫行為」と、同じ思考を繰り返してしまう「強迫観念」からなるとされています。

強烈な不安から、「何時間も手を洗う」「カギがかかっているか何十回も確認する」などの強迫行為により日常生活が停滞してしまうのです。

行為そのものが悪いというより程度の問題です。

私なども加齢により鍵をかけ忘れたりすることもあります。

これは私の勝手な想像ですが、人間は極度の不安に陥るとある一つの行為に集中することにより精神のバランスを保とうとするのでしょうか?

森田療法は強迫症に有効であるといわれています。

ではどうやってそこから立ち直るのでしょうか?

私たちの自助グループの仲間である明念倫子氏の書かれた強迫神経症の世界を生きてからヒントをいただきたいと思います。

※今日の森田の言葉

思えば私が、「ガス栓の確認を繰り返す」という不毛の強迫行為から逃れることができたのは、確認を繰り返すたびに「自分には確認の能力がない」という事実を突きつけられることによって、

確認作業を「五感にゆだねよう」という考えが根づいていったからだと考えています。

明念氏は、アルコール依存の回復に取り組むAA(アルコール・アノニマス)の12のステップの中の「アルコールに対して自分は無力である」を参考にされたと書かれています。

これは森田博士の説く自然に服従に通じるのではないでしょうか?



2024/11/23 一世

※明念倫子氏
※強迫神経症の世界を生きてー私のつかんだ森田療法ー
※白揚社

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