「大阪水曜ほっと集談会」公式ブログ

1月15日(水)14時~・1月21日(火)20時~(ZOOM)にてリモート集談会&新年会を開催します

ボーナスのない12月と境遇に従順?

2024年12月16日 08時39分26秒 | 集談会日記

大阪水曜ほっと集談会一世です。

絵に描いたような貧乏暇なし生活です。

生活が苦しくて毎日キャベツばかり食べています。

おまえは青虫かといわれそうですが、、、、

いつかアゲハチョウになって大空を舞い上がるのです!

そんなわけないやろ!!!

一旦定年後、非正規雇用になってしみじみ思うのはボーナスのありがたさです。

特に12月のボーナスは本当にありがたかったと思うのです。

私にとって森田療法はボーナスのようなものだったと思います。

苦しくてどうにもならない時にふっと降りてくるのです。

10代の思春期、20代の結婚前、40代の単身赴任、60代の定年前それぞれ全く違った種類のこころの危機がありました。

その時は分からなかったのですが後になってそのありがたさをしみじみと感じるのです。

今自助グループ内でも正直、森田療法は古いのではないかとか、

すぐに効果が出ないとか思われてる方もあると思います。

日々そう思いながらで構いませんので森田の学びを継続していただきたいと思うのです。

森田療法は薬物療法のように薬を飲んだからすぐに効果が出るというものではありません。

どちらかというと薄紙を剥がすように効果が出てくる療法だと思います。

日々いやいやながら仕方無しの生活を続けているうちにパッと視界が開けてくることがあるのです。

学びを継続するためには仲間の存在が必要です。

同じ苦しみを体験した仲間との心の交流が不可欠だと思うのです。

貧乏暇なし、時々自分の思いを語る場所があることは幸せなことだと思う一世です。


※今日の森田の言葉(山中和己氏・私の森田人間学より)

神経質者の特徴としては自己内省性および生の欲望があげられます。

このふたつはけっしてきり離せません。

すなわち、不安恐怖と人間的欲望はもともと、ひとかたまりのものです。

そこのところを森田博士は、恐怖と欲望の調和がだいじとくりかえし教えておられます。

ということはもろもろの想いを抱えながら、まがりなりにも毎日のしかたなしの生活を続ける。

この時に境遇に従順な生き方そのものが、たしかに実現しています。



2024.12.16 一世

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試練を機会としてとらえる!

2024年11月18日 07時01分29秒 | 集談会日記


大阪水曜ほっと集談会一世です。

今日のタイトルは、2022年90歳で逝去された、

稲森和夫氏の言葉を網羅した、

稲盛和夫−魂の言葉108から頂きました。

実業家というより仏教をベースにした思想家というイメージです。

人間にとって、成功でさえも試練なのです。

という言葉に惹かれ、とても尊敬しています。

そんな稲盛氏は試練についてこう述べられています。

以下

「試練を機会としてとらえることができる人−そういう人こそ、

限られた人生をほんとうに自分のものとして生きていけるのです。

私にも長きにわたるサラリーマン生活で言葉に出来ない悔しくて、惨めな、様々な試練がありました。

今もそれは、続いているです。

しかしながら、その苦しみが、

森田療法という自分を活かすための精神療法との本当の出会いを生み、

自分を人間として磨く研磨剤の役割をしていたことに今更ながら、気がつくのです。



2024/11/18 一世

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森田も神様も、そんなセコくない!

2024年11月14日 04時55分56秒 | 集談会日記



大阪水曜ほっと集談会一世です。

今日のタイトルは樹木希林さんの魂の宿ったような言葉を集めた、樹木希林120の遺言からいただきました。

樹木希林さんが亡くなられて6年以上になります。

生前から病や死に対する発言やありのままの自分を貫かれた生き方に惹かれるものがありました。

事あるごとにその言葉を読み返しています。


※今日の心に響く言葉(樹木希林120の遺言より)

私にとっての神は光みたいなもんだと思うのね。

神様のバチが当たるって脅かされて よく驚いたんだけど、神様っていうのは、そんなセコいもんじゃないと思うのね 。

拝むと 功徳があって、拝まないとバチをあてるなんて裏口入学 みたいな、かけ引きするわけないもの。

光は、生をうけたもの全部にあたるんで、

ただうけとるこっち側が、スモークがかかってるか晴れてるかによって、

その光はくす ぶったり、輝いたりするんだと思うのね。

皆さん、森田人間学も行動、行動と頑張らねば身につかないとか、恐怖突入しないと理解できないようなセコい精神療法ではないのです!

神経質性格を持つ全ての人に森田の光が当たっているのです。

私たちの悪智がそれを邪魔しているだけなのです。

なので自助グループで上下関係を持ち込むような初心者、ベテランという言葉を安易に使うなと私は言いたいのです!

死のキャリアを持つ私たちは、

永遠に人生の初心者ではないのでしょうか?



2024/11/14 一世
樹木希林120の遺言 宝島社より一部抜粋

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本当の従順について

2024年11月10日 08時33分13秒 | 集談会日記



大阪水曜ほっと集談会一世です。

職場に若い女子スタッフが配属されて一年になりました。

2人の20代のスタッフです。

身長も見た目も同じです。

マスクをしていると双子のようです。

このスタッフが最近職場で輝いています。

とても個性的で性格は真逆です。

だからとても仲が良いです。

同期入社のいなかった私には、うらやましい限りです。

しかしこの2人のスタッフを観察していると一人はいやながら言われたらやってみようという姿勢です。

もう一人は自分の考えをまず全面に出そうという姿勢です。

どちらも間違っていないのですがやはり従順であるほうが仕事の覚えは早いようです。

私自身どちらかというと自分の考えを前面に出して上司から睨まれてきた人間なのでどちらが良いとは言えません。

ただ今となって言えることは若いときはできるだけ自分の考えにとらわれない方が、生き方も楽になりますし自分の仕事の器も大きくなるような気がします。

それでもその時々の心の容量がありますから、

自分を守るために反発したり無視したりすることも大切なことかもしれません。

※今日の森田博士の言葉

この我と試みるということが意識的にハッキリ心の中で両立したまま実行に現われるのを従順というのであります。

この従順によってはじめて、大きな進歩と発展が得られるのであります。


2024.11.10 一世

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人間関係についての森田正馬博士の言葉

2024年10月30日 09時00分33秒 | 集談会日記



大阪水曜ほっと集談会一世です。

今日は出勤前で時間がないので森田博士の人間関係についての言葉を紹介します。

森田博士は、決して人間関係が器用ではなかったようですね。

以下、

私も学生時代から、社交的常識がなく、森田は変人でつきあいしにくいと言われたものです。
と告白されています。

さらに人間関係について、


すなわちこれも少々 苦しくとも ただ人並みに交際していけばよいのです 。

あなたがずっと小児の時のことを思い出してごらんなさい 。

幼な心でさえも、人に対して、イヤイヤながら、笑顔をしたり 、人の仕事の手伝いをしたり、愛嬌を言って人に好かれたいと思ったことがあるにちがいありません。

 それはまだ心が単純で、神経質のヒネクレた思想が、発達しなかった時だからです。

と言われています。



2024/10/30 一世

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