「大阪水曜ほっと集談会」公式ブログ

9月17日(火)20時~・9月18日14時~(ZOOM)にてリモート集談会を開催します

もっとお互いをほめよう!

2022年10月31日 04時18分08秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

季節柄スーパーに並んでいる大きな林檎が美味しそうである。

ほめられた林檎大きな実をつける。

この川柳は、私が考えたものではない。

私が10代から20代にかけて森田を学んだ河野基樹医師の川柳の作品から掲載させていただいた。

とても大好きな作品である。

河野先生には随分若い頃褒めていただいた。

それは今も私の生きる力になっている。

にも関わらず残念ながら大きな実をつけることなく還暦を迎えた私です。

昨日職場で、新人スタッフを褒めまくりました。

わずか入社半年で、成長が著しい。

ヒネクレ一世と大違いで素直・笑顔・前向きの三拍子付きである。

河野先生の教えは、今尚私の生きる指針でもある。

ともすれば自分だけでなく相手のマイナス部分にも眼が行きやすい神経質性格。

もっと子育てにおいても褒めておけばよかった。

後悔だらけの私です。

集談会で時々わけのわからん森田もどきの説教オジサンが出没する。

老害以外の何物でもない。

もっと集談会でお互いを褒めようではないか!

11月の大阪水曜ほっと集談会では、仲間の会員を褒めるコーナーを作ることにしたい。

褒められてうれしいのは、10代でも80代でも同じである。

見え透いたお世辞は無理でも、相手のよいところを一つでも見つけようとする観察眼は、自分への自覚にも繋がるのではないか?

森田博士はこう述べられています。

普通の人はずいぶん心には、嫌な苦しい悲観や、何かがあっても、会釈笑といって、強いて愛嬌を作り、人と話を合わせて、お世辞もいっているのであって、それでいつとはなしに社会的な調和がとれ、自分も人も情けによって、心が引き立てられるのです。

もっと、もっと子供や仲間を褒めよう!


2022.10.31 一世

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若い世代にどう森田を伝えていくか?

2022年10月30日 06時05分39秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

しばらくブログをお休みさせていただいた。

その間、若い世代にどう森田療法を伝えていくのか、私の中である種の行き詰まり感があった。

世代交代が進まない。

少し活動から距離を置きたいというのが、本音であった。

これはおそらく、生活の発見会の大多数の幹事・世話人に共通する悩みではないか?

最近繊細さんと呼ばれる自称HSPの若者について発見誌でも取り上げられている。

以前にはなかった傾向で大歓迎である。

HSPは、米国の心理学者であるエレイン・N・アーロン博士が提唱した心理学的概念で、神経が細やかで感受性が強い性質を生まれ持った人のことです。 

ただ、繊細であることと、神経質であることは同じではない。

若い世代に森田療法を知ってほしいとオンライン初心者懇談会を開催して約1年半になる。

事実として感じたことがある。

残念ながら全ての若者が、森田療法に共感するわけではない。

またそこから活動に参加しようとする若者はさらに少ない。

森田博士は、この療法で治るのは、ただ神経質だけであると述べられている。

誰でも治せる、全てに効くとなると逆に胡散臭い。

神経質性格の持つ自己内省や強い欲求を前提にしたアプローチは、そうでない若者には、かえってプレッシャーを与えるのではないか?

彼らが求めているのは、もっと一過性のコミュニティやコミニュケーションであるような気がする。

私はずばり現在の40代以上が森田療法の適応対象としては、勧めやすい。

行動や役割がその人を変えるのは事実であるが、はじめからこうありたいという社会的欲求が少ない若者にそれを強いるのは酷ではないか?

私が発見会(森田療法)に出会わせていただいて42年が経過した。

人間の本質は変わらないが、スマホやコンビニが日常の現代と当時では生活様式も随分変わった。

求めなくても、既にすべてがそろっているのである。

いづれにせよ、試行錯誤しながらわかった事実を大切にしたいと思う一世です。


2022.10.30 一世






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夜明けの来ない夜はない!

2022年10月24日 08時25分35秒 | コラム 



大阪水曜ほっと集談会一世です。

先日早朝勤務の途中に車内からみた朝焼けがこの上もなく美しかった。

落ち込みのきつい時は、美しいという感情すら麻痺していた。

謂れなき誤解や人間関係のもつれにより、幾度となく明け方まで眠れない日があった。

そのような時にナターシャ・グジー「Nataliya Gudziy」さんの透き通るような歌声に心が癒された。

ご存知の方も多いと思うが、ウクライナの出身の歌手・バンドゥーラ奏者である。

私は彼女の歌う「瑠璃色の地球」という楽曲が好きだ。

作詞はこれも大好きな松本隆さんによるものである。

とても森田に通じる作品である。

最近心に栄養が不足していると感じている。

映画やコンサートや旅行の機会も極端に減った。

規制をかけていたのは、実はコロナウイルスではなく私自身の心の問題であった。

そろそろ心のかくあるべしも解除したい。

年内対面による集談会の仲間の皆さんとのリアル忘年会も開催が決定した。

こころの痛みやストレスの大半は、人間関係から生じる。

その痛みやストレスを癒してくれるのも人間である。

出かけよう!

GOTO 私たち自身が心癒される場所へ

2022.10.24 一世





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11月度関西オンライン初心者懇談会

2022年10月23日 07時14分08秒 | 集談会 開催日



11月度関西オンライン初心者懇談会のご案内です。

会員ではないが森田療法に関心のある方、最近生活の発見会に入会され森田療法について知りたい会員の方も大歓迎です。

同時に初心者の皆さんをサポートいただけるオブザーバー会員も募集しています。

私たちは、傾聴と共感をベースに心の癒し空間を目指しています。

ふと、心が疲れた時に入室してください。

ZOOMを使ったオンライン開催です。

詳細はホームページをご覧ください。

ZOOMのバージョンアップにより時間制限もありません。

入退室も自由です。

どうぞ悩みを存分にお聞かせください。

皆様の参加を心よりお待ちしています。

●11月1日 (火)
19:00~21:30 

参加はすべて無料です。

●オンライン(ZOOM)にて開催します。

●会員であれば、全国からどなたでも参加できます。

●始めて参加の方はホームページの専用フォームからまたは発見誌の問い合わせ先まで連絡をお願いします。

下記クリックしてください。


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神経質が足りない!

2022年10月22日 07時40分32秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

秋が本気でやってきた。

四季の移ろいは、情緒と落ち込みを連れて来る。

何とか、最低限の超低空飛行の私です。

振りかえると、今年の夏は本当に厳しい夏であった。

特筆すべきは、通園バスに取り残された幼い命が熱中症で犠牲になった事件である。

神経質が足りない!

思わず私の心に浮かんだ切実な言葉である。

神経質者は取り越し苦労が多く、その大半は杞憂(きゆう)であることも多い。

どうしても心配しすぎとか、ネガティブに捉えられがちな気質である。

おそらく世の中の大半の人々は、確認行為など理解しがたいに違いない。

しかしながら世の中に起こることは、時に人間の小賢しい判断を超える。

人間のすることに絶対はないのだ。

確認行為による気休めの安心やその場限りの安全を求める自己中心的な行動は生活を停滞させ周りも苦しめるので慎まなければならない。

けれどこれがひとたび仕事や人間関係に活かされた時、危険を察知し、最悪の事態の防止に繋がる貴重な資質となる。

社会で大きな事件や事故が起こるたびに、責任者やリーダーに神経質の素質が少しでもあれば避けられたのではないかと思ってしまう私です。

かつて私達は、思い知らされたはずだ。

絶対に安全だといわれた原子力施設が自然の脅威や戦争のもとでは、悲しいくらい無力であった。

コントロールなど効かないのだ。

人類はもっと自らに謙虚であるべきだと思う。

かくいう私も少し森田療法を学んだくらいで人間のすべてがわかったような投稿は慎みたい。

やがて環境が変われば、落ち込みを繰り返すことは必然である。

以前私は、神経質が人類を救うと書いた。

冗談ではない。

神経質は、人類が生き残るための不可欠な資質であると本気で思っている一世です。


2022.10.22 一世




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