大阪水曜ほっと集談会一世です。
今日は昨日の激しい雨が止み朝から晴れ、気持ちもとても前向きになります。
さて、心が疲れている時私が良く読ませていただくのは、日野原重明先生の著書です。
ご存じかと思いますが、聖路加国際病院の名誉院長として105歳まで現役の医師として活躍されました。
以下「生きていくあなたへ」より
人間というのは不思議な力を持っていて、病によって弱められるのだけれど、やがてその弱さの中からある種の強さいうものが立ち上がってくるものなのです。
最近私一世もそのような体験をしました。
組織にはとことん打ちのめされましたが、企業もコロナ禍で業績も落ち込み疲弊すると、なんだか哀れに思えてなりません。
雇用してやっているというおごりは、疫病や天災には通用しません。
自分が戦っていたのが、実は病そのものではなく、病によって表出した「こうありたい理想の自分」だったということに気づくのです。
いつも思うのですが、何かにとことん打ち込み自覚を深めた人は、職業に関係なくある共通の深い気づき(悟り)を持たれているようで、この日野原先生のお話も森田療法の話かと錯覚する程です。
それだけ森田療法には、時代や環境を超えた普遍的な側面があるのでしょう。
私は、日野原先生にお会いしたこともありませんが、先生の言葉から勇気と希望をいただきました。
日野原先生の提唱されたキープオンゴーイング(前に進み続けよう)というメッセージを私なりにコロナ禍でも集談会を続けようと受け取りました。
是非この言葉を、発見会の仲間の皆さんに届けたいと思います。
2021・4・30 一世