「大阪水曜ほっと集談会」公式ブログ

12月17日(火)20時~・12月18日14時~(ZOOM)にてリモート集談会&忘年会を開催します

キープオンゴーイング(前に進み続けよう)

2021年04月30日 10時38分30秒 | コラム 

大阪水曜ほっと集談会一世です。

今日は昨日の激しい雨が止み朝から晴れ、気持ちもとても前向きになります。

さて、心が疲れている時私が良く読ませていただくのは、日野原重明先生の著書です。

ご存じかと思いますが、聖路加国際病院の名誉院長として105歳まで現役の医師として活躍されました。

以下「生きていくあなたへ」より

人間というのは不思議な力を持っていて、病によって弱められるのだけれど、やがてその弱さの中からある種の強さいうものが立ち上がってくるものなのです。

最近私一世もそのような体験をしました。

組織にはとことん打ちのめされましたが、企業もコロナ禍で業績も落ち込み疲弊すると、なんだか哀れに思えてなりません。

雇用してやっているというおごりは、疫病や天災には通用しません。

自分が戦っていたのが、実は病そのものではなく、病によって表出した「こうありたい理想の自分」だったということに気づくのです。

いつも思うのですが、何かにとことん打ち込み自覚を深めた人は、職業に関係なくある共通の深い気づき(悟り)を持たれているようで、この日野原先生のお話も森田療法の話かと錯覚する程です。

それだけ森田療法には、時代や環境を超えた普遍的な側面があるのでしょう。

私は、日野原先生にお会いしたこともありませんが、先生の言葉から勇気と希望をいただきました。

日野原先生の提唱されたキープオンゴーイング(前に進み続けよう)というメッセージを私なりにコロナ禍でも集談会を続けようと受け取りました。

是非この言葉を、発見会の仲間の皆さんに届けたいと思います。


2021・4・30 一世

 


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それぞれの森田

2021年04月29日 06時22分43秒 | 集談会日記

悲喜こもごもという言葉がありますが、まずは悲しみが先にやってくる。

人間が生きていることを感じるのは、悲しいときのほうが多いんですね。

「やなせたかし氏・漫画家・明日を開く言葉より」


大阪水曜ほっと集談会一世です。

今日からゴールデンウイークですね。

残念ながら私は仕事です。

しかも今年のゴールデンウイークはコロナの影響で孫が帰省しません。

今年80歳になる母が、イチゴの大好きなひ孫のために昨年イチゴの苗を植えてくれました。

それがまもなく実を付けます。

とても寂しい限りですが、これも現実として受け入れるしかありません。

そこでオンラインで3歳の孫と会話をしました。

アンパンマンを卒業して、今は新幹線に夢中のようです。

さて4月もオンラインによる大阪水曜ほっと集談会&夜間懇親会を開催することが出来ました。

今月も大阪以外に、和歌山・兵庫・福岡・愛知からも参加いただき感謝しています。

皆さん、それぞれ仕事や、子育てやコロナ禍での家族との生活に森田を活かしておられる様子が、伝わってきました。

懇親会では皆さん人生の辛い時期を森田と共に歩んでこられて、それぞれの森田を語ってくださいました。

コロナ禍で心がパサパサと乾いていく日常ですが、そんな時こそオンラインや電話で会話をしませんか。


2021・4・29 一世


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傘がない

2021年04月28日 08時58分28秒 | コラム 

 

大阪水曜ほっと集談会一世です。

今日は、朝から雨である。

暗い話になることをお許しいただきたい。

今から這い上がるようにして起きて職場に向かう。

明日からゴールデンウイークであるが、私は関係なく仕事である。

心身ともにまだ、本来のペースには戻らない。

さて、雨になれば井上陽水氏の傘がないという楽曲を思い出す。

都会では、自殺する若者が増えていると始まるこの歌は今から50年前にリリースされた。

若い方は誰も知らないだろう。

時代背景は違うが閉塞感が漂い、若者が希望を持てないという意味では今のコロナ禍に似ている。

事実若者の自殺が増えているという報道がなされている。

ここでの傘は、自分を守ってくれるものという意味かもしれないと勝手に解釈している。

自分を守ってくれる何物もない若者の絶唱のような気がする。

しかしながら、どこに完全に安全な場所があるのだろうか。

生きている限り、常に不安はついてくる。

リスクを背負わない人生などないのだ。

冷たい雨にさらされる経験も人生には必要ではないか!

生きている実感を感じるのは、本当はこのような瞬間かもしれない。


2021・4・28 一世


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これでいいのだ!

2021年04月27日 11時51分20秒 | コラム 

だいたい理屈が勝つ人間というのは、僕の長年の観察によると、本当に頭がいいわけではなく、小利口なんだな。

小利口な人間が一番始末に悪いのだ。

理屈という鎧で自分を守り、妙な自信を持っているから。

小利口な人の自信というのは、実はコンプレックスの裏返しで、単に片意地を張っているだけで、根拠も何もあったものじゃない。

本当に頭のいい人は精神が柔らかく、臨機応変で、自信をひけらかすことなどないのだ。

「赤塚不二夫氏・漫画家・これでいいのだ、さよならなのだより」


子供の世界が好きな大阪水曜ほっと集談会一世です。

ギャク漫画の第一人者赤塚不二夫氏の天才バカボンを小学生の頃によく観ていました。

初期の頃の天才バカボンには、笑の中にも妙に哀愁がありました。

チャップリンもそうですが、笑と哀しみは表裏一体だと思います。

神経質の症状も、本人は本当に苦しいのですが、客観的に見ればコントのように笑ってしまう部分があります。

森田先生の形外会の記録には、トイレには何回行けばよいでしょうかという質問があります。(笑)

森田先生は、必要に応じてと淡々と答えておられます。(笑)

最近理屈の多い話を聴いたり、小難しい理論書を読むと頭が痛くなります。

世の中には理論的に物事を組み立てたり、判断することが得意な人がいます。

今後デジタル化がすすみ、そのような人がますます増えると思います。

しかしながら職場でも、プライベートでもそのような始末の悪い理論家は極力遠避けたいと思います。

最後に、バカボンのパパの決め台詞を紹介しましょう。

これでいいのだ!

何と森田的な言葉でしょうか!


2021・4・27 一世


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心の第4波

2021年04月13日 10時53分01秒 | コラム 

大阪水曜ほっと集談会一世です。

新型コロナウイルスの変異株による感染が止まりません。

大阪、兵庫、京都がある関西は、医療、経済が危機的状況です。

さて私はこれまでの人生で、15年に1回くらいの割合で大きな落ち込みを経験して参りました。

この度人生の心の第4波に襲われましたが何とか抜け出して、現在心のリハビリ中です。

普通に仕事に行って、生活をしていましたのであくまでも主観によるものですが、本当に辛かったです。

この2ヶ月間は、見るもの、聞くもの心に響かず、食事も砂を噛んでいるような感覚。

ランチもメニューが決められない。

大河ドラマも観ていても人物の関係性が理解できないなど思考が停止。

仕事以外は、メールも電話もほとんど拒否反応。

心の冬眠状態でした。

私なりに今回学んだことが多くあります。

● 神経質者は意外に些細な事で心が折れそうなるが、けっして折れない。

● 今解決できないことは、急いで解決を求めない。

● 落ち込みがひどい時は、退職など重大な決断はしないで先延ばしにする。

● 何かをしなければならないという思いが薄れて只生きているだけで良いと思えた。

● 私の心の内面がどうであれ、桜は今年も綺麗に咲いた。

● 自分にとって本当に大切なものは何か心の眼から少し見えた。

● 落ち込んでも、元気でもどちらも私であることに変わりはない。


2021・4・13 一世

 

 

 


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