「大阪水曜ほっと集談会」公式ブログ

1月15日(水)14時~・1月21日(火)20時~(ZOOM)にてリモート集談会&新年会を開催します

心のシェルターを創りたい。

2021年08月30日 06時25分58秒 | コラム 

大阪水曜ほっと集談会一世です。

応援していた車いすラグビーの日本代表が、見事世界ランキング一位のオーストラリアを撃破し、二大会連続の銅メダルを獲得しました。

とてもうれしいです、おめでとうございます。

ところで最近身近にコロナの濃厚接触者や感染者の話を聴くと、もはやいつ感染しても不思議ではないと不安を感じる私です。

世間では、身体的影響に留まらず経済的な困窮も深刻な問題です。

それらが複合的に漠然とした不安という形で、人々の心を蝕んでいる印象です。

そのような中で、一体私たちに何が出来るのか?

毎月2回の集談会や懇親会の開催だけでも意味があるとは思いますが、発作的な不安とローンの返済だけは待ってくれません。

以前にも投稿させていただきましたが、入室、退出が自由な心のシェルターのような会員向けの隠れ家を開設出来ないだろうかと真剣に考えています。

キーワードを思いつくままに列挙しました。

 

① 予約なし

⓶ ハンドルネーム可

③ 料金は無料

④ 活動指針や個人情報保護のためのガイドラインの作成と遵守の徹底

⑤ 話したい時に相談が出来る自由でアットホームな環境作り

オンラインを活用することで、時間の短縮と在住地域のハードルが、かなり低くなりました。

ピンチはチャンス!

この時期だからこそ、出来ることがきっとあるはずです。

優秀な会員の皆様の知恵を拝借したいと考えている一世です。


2021・8・30 一世


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母なるものと神経質性格

2021年08月29日 04時24分33秒 | コラム 

 

大阪水曜ほっと集談会一世です。

時々40代くらいの女性が、後期高齢者の母親の手を取って介助している光景を眼にする。

コロナ禍以前は、電車やデパートなど様々な場所でよく見かけたものだ。

TVCMでもそのようなシーンを観る。

私は特に母親と娘の関係は、色々な意味で特別な気がする。

それは私が、二人の娘の父親でもあるからだ。

以前12年間も単身赴任生活をしていた。

当然家庭は、女性ばかりの世界である。

当時飼い犬まで雌であった。

当然居場所がない!

オヤジは、いてもいなくても良い。

ほっといてくれ!

ところで最近、「家族という病」・「母という病」という二冊の本を読んだ。

とても興味深い内容であった。

母なるものは、時に私たちを愛し、保護すると同時に束縛や規範の一面を持つ。

兎角日本人は、欧米人に比べて家族関係を情緒的に捉えやすい。

私はずばり、その事が様々なかくあるべしを生むひとつの要因であるとも思う。

以下二冊の本から学んだことを要約させていただく。

 

母性を育み、母子の愛着を生み出す源には、オキシトシンと呼ばれるホルモンが関係している。

このホルモンが陣痛の最中に大量に分泌され授乳を通して更に持続的なものになる。

 

注目すべきは、このオキシトシンには、不安を鎮め、心地よさをもたらす働きがある。

このオキシトシンの分泌が悪かったり、オキシトシンと結びつくはずの受容体の数が少ないと不安を感じやすく、神経質で潔癖になるだけでなく、人との接触や子どもの世話をする事にも歓びを感じにくい。

 

とらわれやすく極端になりやすい性格は、このオキシトシンの働きとも関係している。

 

私は、学者ではないので正直よくわからない。

しかし集談会で語られる様々な不安やとらわれの背景には、親子関係は無関係ではないと思う。

私自身、親への「こうしてほしかった」という思いは今でもある。

しかし私自身自分の子育てを振り返ると、残念ながら反省ばかりである。

子どもに、心の安全基地を与えられなかったという無力感はある。

親も完ぺきな人間などではない。

それも事実として受け入れるしかないのだろう。

以前集談会で、森田療法は過去を問題にしないと聞いたことがある。

事実かどうかは別として、私はこう思う。

半分は、過去や自分以外の責任にして半分は自分で引き受ける。

過去がどうであれ、どんな家族であったとしても、今の自分からスタートする。

それでよいのではないか!


2021・8・29 一世

参考文献

※家族という病 下重 暁子氏著 幻冬舎新書

※母という病 岡田尊司氏著 ポプラ社

 

 

 

 

 


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今、15歳の頃の君に届けたい!

2021年08月28日 04時31分08秒 | コラム 

 

大阪水曜ほっと集談会一世です。

きょうは、59歳の私が15歳の頃の私にどうしても届けたい思いを投稿させていただく。

 

君は今、学校に行けない自分自身を、随分責めているんじゃないのかい。

心を開いて話せる友達もいなくてひたすら教科書ではなく、人生に関する本ばかり読んでいるのだろう。

君の苦しみは、読書恐怖雑念恐怖と呼ばれる強迫観念だ。

今の君には、それがわからない。

 

学校一の劣等生が現実の君の姿、どこにも自分の居場所が無くてひたすら空想の世界に逃げてばかりいる。

そうかと思えば、学校を変えたくていきなり生徒会長に立候補して教員を驚愕させる。

支離滅裂な高校生活を送っている君はやがて森田療法という精神療法に導かれて自分の人生を歩いていくことになる。

進学、就職、結婚、転職と様々なハードルが君には待ち受けている。

パニック障害や適応障害の心の嵐にもさらされる。

時には、深く傷つき絶望のトンネルをとぼとぼと歩く日々もあるだろう。

愛する者との永遠の別れに打ちひしがれ、立ち尽くす経験もするだろう。

しかしこれだけは、言っておきたいんだ。

40年後、そんな君が自分自身を受け入れて愛する時が来る。

生きている実感に満ち溢れ、いのちの尊さに気づく日が必ず来る。

君はけっして一人じゃない。

生きよう!

そのままの君で生きよう!


2021・8・28 一世

 


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変化は小さな一歩から!

2021年08月27日 07時49分15秒 | コラム 

大阪水曜ほっと集談会一世です。

コロナ禍で社会が大きく変わろうとしている予感を感じる私です。

生活の発見会も例外ではありません。

先日もリモート集談会運営のための研修会が実施され37名の会員が受講されたと聞いた。

すばらしい試みである。

また本部より私たち大阪水曜ほっと集談会が、7月より母体で始めた関西オンライン初心者懇談会の現状をヒアリングするアンケートも配信された。

現状把握が出来ないと改善の試みは、的がはずれて有効ではない。

少しづつではあるが、確実に変化をしていると感じている。

以前にも投稿したが、コロナ禍で心を病みメンタルヘルスのサポートが必要な人が増大している。

それに対して生活の発見会がもっと受け皿に成れるのでないかというジレンマを感じていた私です。

昨日もNHKでそのしわ寄せが子供に及んでいることを報じていた。

経済的な不安が、家庭内の不和につながり、こどもの居場所がなくなっているというのです。

これは大きな問題です。

私の子どもの頃も貧しかったですが、地域のコミュニティがそれをサポートしていたと思います。

今はそれも難しい時代です。

私たちと同じNPOが、貧困や育児放棄が原因で居場所がない子供さんへの子ども食堂を運営している様子が特に心に響いた。

大きなことをするのではない、たとえその日だけでも子どもが安心して過ごせることが出来れば意味はある。

最近わたしは、森田療法をベースにしたオンラインによる心のシェルターのような居場所が出来ないかと思っている。

実現できるかどうかはわからないが、幸い私たちには全国にすばらしい仲間がいる。

是非次のリモート集談会で相談してみたい。

今目の前で苦しみ、不安で心が満たされているあなたは、以前の私です。

是非集談会で、その思いをお聞かせください。


2021・8・27 一世


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嫌々仕事に行く。

2021年08月26日 06時26分16秒 | コラム 

 

大阪水曜ほっと集談会一世です。

2日間の休みであった。

2日間で2つの集談会のサークルに参加した。

そこで得た共感や学びは、私の大きな生きる力である。

反動で今日朝仕事に行くのが気が重い。

これも事実である。

智に働けば角が立つ情に棹させば流される意地を通せば窮屈だ。

とかくに、人の世は住みにくい。

教科書で習った、『草枕』の冒頭に出てくる名句である。

人づきあいの難しさを説いたものであるが作者の夏目漱石先生も、ロンドン留学時代に人間関係から胃潰瘍になるほど苦しまれたそうである。

先生もまた神経質性格を有していたと思っている私である。

どこに行っても嫌な人間はいる。

いじめは、いけません。

みんな仲良くしましょう。

そう言っている先生が弱い先生をいじめて社会問題になる時代です。

森田先生が生きておられたら、どのようにコメントされるか?

想像するだけでも、面白い。

嫌な人とも、関わる術を教える方がよほど現実的である。

集談会の悩みの背景には、このような人間関係の闇が隠れている気がする。

時には、あなたとは関わりたくないという毅然としたメッセージは必要だ。

そう言いながら、それが出来ないのが神経質者だろう。

逃げられない親子関係、毎日顔を合わせる職場での人間関係、時には趣味や自助グループでも有りえる。

しかし私たちを苦しめるのも人間であるが、救うのもまた同じ人間である。

そう思いながら、今日もまた嫌々会社に行く私です。


2021・8・26 一世


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