![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/79/d4d4f964ffa8296a3b310404d2913224.png)
大阪水曜ほっと集談会一世です。
心が疲れてどうしようもない時に聴く曲がある。
辻井伸行さん作曲の、「それでも生きてゆく」という楽曲である。
EXILE ATSUSHI さんと日本を代表するピアニスト辻井伸行さんが夢の共演作品である。
雲に覆い隠された隙間から一筋の光が射し込むような、かなしみに満ちたイントロから途中転調し明るい旋律へと変わる。
私が森田療法と出会う前と出会った後の心のありようと重なるようで好きな曲である。
10代の何者でもなかった私、未来が見えず足がすくんだ日々。
あれから50年近い歳月が流れようとしている。
あの頃の私と同じように森田療法を知らずに苦しんでいる若い神経質者に届けたい。
雪の日も、どしゃ降りの雨の日もある。
それでも人生は希望に満ちている。
あなたを受け入れ、座る場所が必ずある。
気休めでも哀れみでもない。
森田療法に出会って半世紀近く生きてきた私の実感である。
あなたが森田博士のいわれる神経質性格であるならば必ず変化するときが来る。
それは事実である。
だからどうか日々の生活を大切にして欲しい。
今の自分から少しづつ歩き始めて欲しい。
※今日の森田博士の言葉
要するに、人生は、苦は苦であり楽は楽である。
柳は緑、花は紅である。
そのあるがままにあり、
自然に服従し、境遇に従順であるのが真の道である。
毎日の心持ちを引き立たせる最も安楽な道である。
2025.2,8 一世