「大阪水曜ほっと集談会」公式ブログ

12月17日(火)20時~・12月18日14時~(ZOOM)にてリモート集談会&忘年会を開催します

新学期を前にどうしても伝えたい思い!!!

2022年08月31日 08時01分49秒 | コラム 

大阪水曜ほっと集談会一世です。

8月最後のブログを更新させていただきます。

明日から9月ですね。

女優の樹木希林さんは亡くなる直前まで9月1日の子どもの自殺の問題について心を痛めていたと報じられています。

新学期を前に友達と会える喜びではなく、いじめや管理教育のガチガチの校則に縛られる生活に戻ることへのストレスや絶望を考えると心が張り裂ける思いです。

「わかったことを言うな!」と教育関係者から言われそうですが、私自身が保守的な体面を重んじる受験校に通い、ある時期不登校であった事に起因する切なる感情です。

ところで毎年春と秋の季節の変わり目に陥る心の不調。

少し前からその兆候が表れ、今回もじわじわと効いてきている。

うーん夏の疲れ以外、特に原因が見つからないことも多い。

私自身の体質というか、バイオリズムがそうなっているのだろう!

そう受け入れるのに随分悪あがきもした。

兆候は漠然とした不安や楽しみの感情が消えることから始まる。

そして、いつも必ず過去の自分をあれこれと否定するのである。

今回も馬車馬のように働いてきたサラリーマン生活の日々は、一体何だったのか?

雇用延長は正しい選択であったのか?

生活の為とはいえ、生きる姿勢そのものが強迫観念ではなかったか?

様々な思いがよぎるのである。

そのような私に今年の発見誌3月号に掲載された「私の森田人間学」の一節が乾いた心に沁みこむように響いたのである。

ついては、いま、ここにある生身の「自分自身」をなるだけ否定しないこと。

するとそこに何がおきるのか?

いつとはなしに、自然の恵みとしての「命の力」がスムーズに動き出します。

いのちの働きというか・命の輝きというか。

そこでは、その人自身にあった形でおのずからクリエイティブ(創造的)な人生にもつながっていくことでしょう。

つまるところ、本来の「あるがまま」とは、「いのちの働きそのものを生きる」ということに尽きます。

どうか今悩みの渦中の学生の皆さん、学校に行けなくても良い、友達がいなくても、成績が悪くても良い。

読書恐怖で絶望の淵に立っていた私みたいな人間でも何とか今日まで生きてこれたのです。

生きよ!!!

人間性を無視した行き過ぎたブラック校則で人は管理できない!

学生はものではない。

森田療法をもっと学校教育の現場に!


2022.8.31 一世



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嫌な人間と出会ったときに聴く森田博士の言葉!

2022年08月30日 11時25分35秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

今日から時々、このブログで悩みに応じた森田博士の言葉を紹介します。

本日は、親族や職場や趣味のサークルなどで嫌な人間と出会ったときにお勧めの森田博士の言葉です。

人を愛さねばならぬ、人を憎んではならぬという鋳型に自分を当てはめようとする時には、自分の自然の心と理想との間に葛藤が起こって、自ら努力と苦痛を感じ、かえってその人の欠点、悪い所が次第に目につくようになる。



2022.8.30 一世

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9月度大阪水曜ほっと集談会&夜間懇親会のご案内

2022年08月30日 08時41分24秒 | 集談会 開催日

皆様お元気ですか?

ようやく暑さが和らいでまいりましたが、季節の変わり目お気をつけください。

9月度の大阪水曜ほっと集談会のご案内です。

初めて参加の方も大歓迎です。

私たちは、傾聴と共感をベースに心の癒し空間を目指しています。

ふと、心が疲れた時に入室してください。

ZOOMを使ったオンライン開催です。

詳細はホームページをご覧ください。

ZOOMのバージョンアップにより時間制限もありません。

入退室も自由です。

どうぞ悩みを存分にお聞かせください。

皆様の参加を心よりお待ちしています。

●9月20日(火)

20:00~21:30 

大阪水曜ほっと夜間懇親会

◎珈琲でも飲みながら、近況、悩み、集談会への要望をお話しください。

9月21日(水) 

13:30~16:30 

大阪水曜ほっと集談会 

参加はすべて無料です。

●オンライン(ZOOM)にて開催します。

●会員であれば、全国からどなたでも参加できます。

●始めて参加の方はホームページの専用フォームからまたは発見誌の問い合わせ先まで連絡をお願いします。

 

大阪水曜ほっと集談会 | 生活の発見会 | 森田療法

神経症のとらわれに悩む人たちが、その克服をめざし、森田療法(森田理論)を学びます。月一回、定例会として、学習会(兼 懇親会)を行っています。

 

 

 


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睡眠は最大の鬱予防!

2022年08月29日 06時21分09秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

暑さも和らぎ、寝苦しい日々から解放されそうな日々です。

朝夕、少しひんやりとした感覚に、今年も何とか夏を越せそうな予感がしています。

さて季節の変わり目、特に注意したいのが抑鬱です。

私にとっても心の風物詩みたいなものですが、いままで散々痛い目にあってきました。

さて抑鬱の症状として、特に眠れない、睡眠障害という深刻な問題があります。

家族や友人との些細な喧嘩、その日に言われた職場の上司の心ない一言やお客様からのクレームが頭を離れずイライラして眠れない経験は神経質者であれば必ずありますよね?


そのような時にまず眠れないまま横になることがとても大切だと思うのです。

どうしても眠れず内科や診療内科に行きますと抗不安薬のデパスに代表されるベンゾジアゼピンと言う系列の薬を処方されます。

これは眠気を伴い、私もかつて一時期服用していて、起床時間に気が付かず会社に遅刻しそうになった経験があります。

ここのところ15年以上睡眠薬、睡眠導入剤は使用していませんが、やはりきつい鬱症状の時は、薬の助けを借りてまず眠ることは大切だと感じています。

これは血圧や血糖値などの他の症状にも言えることですが、生活習慣を見直さずに、薬だけを増やすのも何だか本末転倒ですね。

季節の変わり目の鬱対策として夜帰宅すると、まずゆっくり入浴して、軽めの食事でとにかく横になるようにしています。

この時期、スマホもYouTubeもテレビも極力避けています。

最近は、1日2食で夜は食べない日もあります。

朝は出来るだけ早く起きて、朝食を食べて余裕をもって職場に行きます。

鬱は避けることができませんが予防することで波を小さくすることは出来そうですね。

ただコロナと同じでなるときには、鬱になります。

鬱になることで、人への思いやりや深く自己内省につながることも多いのです。

人間におこることは、すべてに何かの気付きや発見が伴う気がしています。



2022.8.29 一世


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大河の一滴から学んだ究極のネガティブ思考!

2022年08月28日 07時18分56秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

ワクチン接種後どうにも、こうにも気力が湧かない日々です。

とにかく机に座り、パソコンを開いて出勤前にこのブログを書いています。

先日より軽いぎっくり腰で起き上がるのに激痛が走るようになりました。

何とか入浴と安静にして回復しつつあります。

おまけに先日私同様、弱った愛車のバッテリーが遂にエンストを引き起こした。

これもロードサービスで事なきを得た。

更にスマホが制御不能で、どうしようもない。

近くの携帯ショップで若いスタッフが、原因を丁寧に教えてくれた。

どうやら定年は、私だけでなく、私の所有物すべてに及んでいるようです。

最近起こってしまったこと、避けられないことには、いちいち原因を探らず抗わないようにしています。

どうすれば対応できるかを具体的に考えるだけである。

そう言えば最近困ることはあっても、悩むことが減ったような気がします。

人生も、退職金も期待してはいけない。

すべて良いことは偶然、悪いことは自己責任と思いたいが、現実は、「こんちくしょう」と思っている私です。。

ところで久しぶりに、五木寛之氏の「大河の一滴」を読ませていただいた。

心が萎えた時にふと読みたくなる不思議な書である。

前向きな啓発書でも、こうあるべきだという人生訓が書かれているわけでもない。

世の中の事実、人間の実相が淡々と書かれている。

人間とはこうあるべきではなく、事実としての生身の人間が描かれている。

氏は語る。

※生老病死を人間のありのままの姿とみる立場こそ、史上最大のマイナス思考だといっていい。

※問題はそこから出発する、ということではないだろうか。

※本当のプラス思考とは、絶望の底の底で光を見た人間の全身での驚きである。

※そしてそこへ達するには、マイナス思考の極限まで降りていくことしか出発点はない。

人生で大きな鬱を3度経験された氏の対処法は克服ではなく、鬱をなだめて治めるという自然治癒に近いような手法である。

ひょっとすると五木 寛之氏は無意識に森田的な発想や生活習慣を身に付けておられるのかもしれない。

私にとっての森田療法は、若い頃は行動・実践で前を向く未来志向のポジティブな森田であった。

今は日々、嫌々ながらも仕方無しの生活をつづける究極のネガティブ志向の森田である。

おこがましいが、私もまたかつて、氏のように絶望の中に森田により光をみた一人の人間である。



2022.8.28 一世

※大河の一滴 五木寛之氏著 幻冬舎文庫より抜粋









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