謹んで、初春のお慶びを申し上げます。
今年も楽しく森田療法を学んでまいりましょう。
さて、皆様はどのようなお正月をお過ごしでしょうか。
私は大晦日は、地元のお寺で除夜の鐘を突きました。
煩悩が多すぎて、3回程突きました。
元旦も、お寺に参り心穏やかに、1年をスタートといたしました。
日頃の喧騒を離れて、ご住職の法話を聴きながら、私なり
に生死(しょうじ)の問題を少し考えておりました。
それから、四国の孫の処で過ごし、2歳児のパワーに圧倒されておりました。
症状の苦しみの最中は、お正月どころか季節感も感じることもなく、
ひたすら自己の内面と格闘しておりました。
森田博士の言われる思想の矛盾⇒こうありたいという理想と現実の狭間で、
七転八倒の苦しみを経験しましたが、門弟の水谷 啓二先生がおっしゃるように、
私が私として、真人間になるためには、どうしても必要なプロセスであったのかもしれません。
今は、南天の実の鮮やかな赤が、心眼に入ってまいります。
森田療法における陶冶とは、症状は有りながらも心は常に様々な目の前の事象を感知し、
必要に応じて対応する柔軟な心の動きではないかと?感じるこの頃です。
今年もまた、皆様と様々な心の問題についてお話ができますことを心より楽しみにしております。
今年1年が皆様とご家族様にとって、心穏やかな、1年でありますように。
心のやすらぎ庵
大阪水曜ほっと集談会