大阪水曜ほっと集談会一世です。
関西の芸人さんの中でとても大好きだった今くるよさんが他界されました。
最近はテレビで見る機会がなく、突然のことでびっくりしました。
以前にも投稿致しましたが自分が若い頃にテレビで見ていた同世代の芸人さんや少し上の世代の芸人さんの訃報に接するとかなり心に応えます。
どやさというのは今くるよさんのギャグです。
私なりの解釈ですがこれでどうだ、すごいだろうというような意味かと思われます。
どやさ、どやさと言いながらお腹をポンポン叩くのです。
相方のいくよさんとの掛け合いが絶妙でお互いをけなしながらもそこには親友である相方への優しさが溢れていました。
このようなパートナーに出会えたことは本当に幸せな人生ではなかったかと勝手に推測しています。
さてその今いくよ、くるよさんですが女性芸人としてのパイオニアです。
無名の時代も長く、男性芸人が主流の芸能界でずいぶんご苦労されたようです。
結果としてその後、数多くの女性の芸人さんが誕生いたしました。
いつの時代も開拓者は受難を受けるというのが私の認識です。
森田博士もまた当時の西洋や中国の学説が主流の精神医学会の中で東洋思想をベースにした神経質学説を説かれたことは、本当に並大抵のことではなかったと思われます。
そのおかげで今日、私たちはその恩恵をいただいているのです。
※今日の森田博士の言葉
あんなところ(座談会)へゆくと私はいつも人にいいまくられます。
私は必要に迫られなければ、しいて人をおしのけてまでしゃべりたくはない。
私の考え方は、ご承知のように実際と実行を主眼としていますから、あまりくどい説明をすることを好みません。
問題が神経衰弱でありますから、私のいいたいことはいろいろありますけれども、それはあまりに一般の学説とかけ離れていて、私が発言すると他の博士たちの学説をぶちこわすことになるので、なかなか口の出しどころがないのです。
けっきょくだまっているよりしかたがないことになります。
ジャーナリズムの世界では、あまり真面目なことをいったのではおもしろい記事にならないのかもしれません。
森田博士の言葉の中にいかなる場面においても周りと調和しながらそれでも真実を語りたいという神経質者特有のジレンマを感じる一世です。
2024/05/29 一世
※自覚と悟りへの道より一部抜粋