「大阪水曜ほっと集談会」公式ブログ

11月19日(火)20時~・11月20日14時~(ZOOM)にてリモート集談会を開催します

どやさとパイオニアの苦しみ?

2024年05月29日 09時14分36秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

関西の芸人さんの中でとても大好きだった今くるよさんが他界されました。

最近はテレビで見る機会がなく、突然のことでびっくりしました。

以前にも投稿致しましたが自分が若い頃にテレビで見ていた同世代の芸人さんや少し上の世代の芸人さんの訃報に接するとかなり心に応えます。

どやさというのは今くるよさんのギャグです。

私なりの解釈ですがこれでどうだ、すごいだろうというような意味かと思われます。

どやさ、どやさと言いながらお腹をポンポン叩くのです。

相方のいくよさんとの掛け合いが絶妙でお互いをけなしながらもそこには親友である相方への優しさが溢れていました。

このようなパートナーに出会えたことは本当に幸せな人生ではなかったかと勝手に推測しています。

さてその今いくよ、くるよさんですが女性芸人としてのパイオニアです。

無名の時代も長く、男性芸人が主流の芸能界でずいぶんご苦労されたようです。

結果としてその後、数多くの女性の芸人さんが誕生いたしました。

いつの時代も開拓者は受難を受けるというのが私の認識です。

森田博士もまた当時の西洋や中国の学説が主流の精神医学会の中で東洋思想をベースにした神経質学説を説かれたことは、本当に並大抵のことではなかったと思われます。

そのおかげで今日、私たちはその恩恵をいただいているのです。

※今日の森田博士の言葉

あんなところ(座談会)へゆくと私はいつも人にいいまくられます。

私は必要に迫られなければ、しいて人をおしのけてまでしゃべりたくはない。

私の考え方は、ご承知のように実際と実行を主眼としていますから、あまりくどい説明をすることを好みません。

問題が神経衰弱でありますから、私のいいたいことはいろいろありますけれども、それはあまりに一般の学説とかけ離れていて、私が発言すると他の博士たちの学説をぶちこわすことになるので、なかなか口の出しどころがないのです。

けっきょくだまっているよりしかたがないことになります。

ジャーナリズムの世界では、あまり真面目なことをいったのではおもしろい記事にならないのかもしれません。

森田博士の言葉の中にいかなる場面においても周りと調和しながらそれでも真実を語りたいという神経質者特有のジレンマを感じる一世です。




2024/05/29 一世
※自覚と悟りへの道より一部抜粋

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バケツをひっくり返したような落ち込み!

2024年05月28日 07時22分57秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

朝から激しい雨が降り続いている。

本日のタイトルは、気象用語からいただいた。

気象庁では1時間に30ミリ以上50ミリ未満の激しい雨について、「バケツを引っくり返したように降る」と表現しているそうである。

突如としてこのようなタイトルがひらめくことがある。

バケツをひっくり返したようなとか、命を守る行動とか最近気象用語が過激になっていると感じる。

私はこれは心の健康にも通じるような気がしている。

気分障害と言われる激しい落ち込みも、豪雨のように突如として現われることがある。

おそらくそれまでに積もり積もった小さなストレスが飽和状態に達したのだろう!

私たちがそれに気付かなかっただけである。

突如電池が切れたような心の状態に戸惑った経験は私にも少なからずある。

そのようなときはどのような言葉も美しい音楽も美味しい食べ物も心に入ってこない。

電話もこちらからかけることはまずない。

それどころかメールを受け取ることも億劫になる。

ところで最近身近でメンタルの不調を訴える人が多い。

今まで自助グループ内での、どちらかというと特別なこと、という感じがしていたがどんどん身近に迫っていると感じる。

原因の一つが人手不足による過労である。

コロナが五類感染症に分類されたことで一挙に需要が増えたが、受け皿としての供給が追いついていない。

厳密に言えばコロナ禍前の業績を取り戻そうとしながら離れた人材は戻ることなく、人手を増やす事が出来ない企業をはじめとする、組織のあり方にも問題がある。

我々が志があると思い選んだはずの〇〇議員さんも自分の選挙のことで精一杯らしいと、一言毒を吐いておく。

衣食足りて礼節を知る、昔の人は良いことを言っている。

礼節を知るどころかますます、怒り、貪り、愚痴が蔓延しているようにみえる。

これを心の三毒と呼ぶらしい。





2024/05/28 一世




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最高の治療薬は、貧乏暇なし?

2024年05月27日 05時54分20秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

おはようございます。

朝から貧乏自慢で失礼します。

先月は、骨折による休職で、ほとんど収入がなかったトホホの私です。

初夏のようだというのに、
配偶者の視線が真冬のように冷たく感じられます。

現実にはここまで貧乏ではございませんが、かなりの緊縮財政の我が家です。

最高の治療薬?

貧乏暇なし?

何やねんそれは?

森田療法を学び始めて苦節45年、ついに私が悟ったことです。

休みになると体調が悪くなり時間があると余計なことを考えてしまう私です。

貧乏だから嫌々ながら仕方なく働く、暇がないから余計なことを考えずに済む、これって本当に素晴らしいことなのです。

さて病気ではないと言われる神経質のとらわれですがときには病的な状態になることもあり、治したい、あの人のようになりたいという思いは自然ではないかと思います。

しかし自分はあの人と違うから治らない、自分は特別であると思っている間はなかなか症状の改善が見られません。

かつての私も他人の長所と自分の短所を比べて、落ちこんでましたが、最近は人をうらやむ気持ちが随分減った気がします。

差別観からの開放は、時間が掛かり容易ではありませんが、森田の学びにより、いつの間にか少しづつ身に付くところもあると感じる一世です。

仮に神経質症状がなかったとしても、人生には背負うべきものが人それぞれにあるのです。

※今日の森田博士の言葉

ちょっと話は変わるが、この会でも、また私の家でも常に元気のよい全治者を見ることができる。

こんなときにも、ただ素直に従順に、これにあやかりうらやみながら、自分も治ってみたいと思って、じっと見ていれば、自然にその気合に感化・薫陶されて自分も治るようになる。

これに反してあの人は偉い人であるからであって、自分はそれとは違う、先生の診断の間違いかもしれぬ、とひねくれる人はなかなか治らない。

いたずらに治るとか、治らないとかいう文句にとらわれないで、ただ静かに、その治った人の顔を、陰の方から人知れず眺めていさえすればよい。




2024/05/27 一世

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森田理論と野菜の浅漬け!

2024年05月26日 09時15分06秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

自助グループで長く活動していると残念ながら森田理論にとらわれる人を、随分たくさん見てきました。

なぜそうなるのでしょうか?

ところで最近、野菜の浅漬けにはまっている私です。

なすびにきゅうりなど野菜を適当に切って浅漬けのもとを入れてジッパーのついた、ビニール袋に入れる。

そして冷蔵庫で、ひと晩寝かすだけです 。

無精者の私にはぴったりです。

不謹慎ながら、森田理論と野菜の浅漬けは、似ていると思っています。

浅漬けは、浸かりが浅いと野菜そのものを、味わえない。

浸かり過ぎると、色褪せて塩分がきつく、美味しくないのです。

如何なる理論も、ハマリ過ぎると、それに固執してとらわれる。

私は森田療法を理論と捉えたことは唯の1回もありません。

理論はそれが、どれほど素晴らしくても、それを使って〇〇をしようとなると、あるがままからどんどん離れていくという認識です。

若い頃に読んだある数学者のエピソードを思い出しました。

数学界のノーベル賞といわれるフィールズ賞を受賞された元ハーバード大学の広中平祐名誉教授がこのようなことをかつて言われていました。

自分の理論が数学界でbeautiful(美しい)と称賛されたことでそれにこだわるあまり、行き詰まってしまったというお話でした。

さらに一旦自分の理論をフラットにしてそこから考え始めると、自分の数学理論が生まれたというお話でした。

数学のことは全くわかりませんがこの話を聞いた時、森田も同じではないかと思いました。

どうしても自分の森田にとらわれる、自分の森田に誘導しようとする。

これはよっぽど気をつけておかないと陥ってしまう誤りなのです。

そこはその人の品格があらわれると思います。

どんなに理論やスキルに精通しても自分をわきまえることが大切なのです。

私は現在の仕事を.30年以上やっているこの分野でのスペシャリストですが、いつもお客様を前にして気をつけてきたことがあります。

目の前のお客様には自分のキャリアやスキルをなるべく見せない、捨てることです。

そうしないと目の前のお客様の本当に求める物が見えない、心の声が聴けないからです。






2024/05/26 一世

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森田療法リモートガイダンスセミナー!

2024年05月26日 09時10分18秒 | 集談会 開催日


大阪水曜ほっと集談会一世です。

あなたの人生が変わる出会いが待っているかもしれません。

森田療法についてのガイダンスセミナー全国リモート初心者懇談会をZOOMで開催します。

※参加費は無料です。

微力ながら一世もスタッフとして参加しています。

私たちは、森田療法で救われた経験から、チームで森田療法のすばらしさを伝える活動をしています。

一人でも多くの方が森田療法に出会い幸せな人生を歩んでいただきたいのです。
 
うれしいことに、参加されて、既に会員になられた方や、集談会に参加された方や既にスタッフとして活躍されている方も、ございます。
 
会員以外で森田療法に関心のある方、会員であるが森田療法&生活の発見会について詳しく知りたい方が対象です。

会員による体験談もあります。
 
私たちの素晴らしい仲間が皆様の参加を心よりお待ちしております。

開催日



○2024年6月4日(火)
19時半〜21時半
※要予約

○2024年6月22日(土)
14時〜17時
※要予約
 
※ハンドルネーム・ビデオOFF参加も可能です。


 
お問い合わせはNPO法人生活の発見会「全国版リモート初心者懇談会」専用窓口よりお願いします。
 
下記クリックしてください。
 
 


2024.5.26
 一世
 
 


 

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