大阪水曜ほっと集談会 一世です。
お元気ですか?
コロナ禍で漠然とした不安を感じるこの頃です。
「生きる力森田 正馬 15の提言」の著者帚木蓬生先生のネガティブ・ケイパビリティと言う言葉に出会いました。
ネガティブ・ケイパビリティとは、「どうにも答えの出ない、どうにも対処しようのない事態に耐える能力」を意味するそうです。
あるいは、性急に答えや理由を求めずに、不確実さの中にいることができる能力とも言われています。
ネガティブ・ケイパビリティという言葉の対極にあるのが、ポジティブ・ケイパビリティ(問題解決能力)だそうです。
西欧で生まれたこの発想から極めて東洋的な感性を感じます。
以下帚木蓬生先生のお言葉より
「医師に求められるのはすぐには治せないことを受け入れて、患者が歩む長い道のりに連れ添うこと。ただちに解決できない状況につき合えるのも一つの能力。そう思えたら、肝が据わります」
このような先生に出会えたなら素晴らしいと感じました。(一世)
「人と人が接するところの問題は、おいそれと解決できなくて当たり前。無力感を覚えそうになったとき、この言葉が支えになる人は多いはずです」 朝日新聞2017年05月28日掲載