「大阪水曜ほっと集談会」公式ブログ

12月17日(火)20時~・12月18日14時~(ZOOM)にてリモート集談会&忘年会を開催します

森田療法を学んで変化したこと!

2022年05月31日 10時50分55秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

森田療法を心の拠り所に生きてきた私です。

初期のころは、かくあるべしの呪縛から解放され、自由に行動ができるようになった喜びと、このような悩みは自分だけではなかったという安堵感に包まれていました。

やがて転職により土日が休めなくなり実生活が多忙になったことを言い訳にして、集談会から離れ森田関連の図書や発見誌を全く読まない時期もありました。

どこか集談会というシェルターから飛び出して自分を存分に試したいという不遜な思いもありました。

当然のごとく過労と社会の不条理にぶつかり悪戦苦闘の日々と仕方なしの生活が永く続きました。

最近になっても、相変わらず心配性で取り越し苦労である私であることには変わりはありません。

しかしながら他人と自分を遮る見えないアクリル板が小さくなった気がしています。

おこがましいですが、これを私は平等観の発露と呼んでいます。

もちろんこれはあるがままと同じで永続性のあるものではありません。

その瞬間、瞬間にふと感じる心の襞なのです。

元々幼弱性が強く、その克服を諦めそのまま生きることを選択した私です。

更に具体的に生活がどのように変わったのでしょうか?

ひとつは、料理、洗濯、ゴミ出し、風呂掃除など手伝うのではなくて何でも自分の事としてやってみる。

そしてその中で生じる疑問や興味を楽しむ自分がいます。

出来た自分を自分で褒める。

家族も含めた他者に求めることを減らすことで随分ストレスが減り、自分もできるという自信にもつながりました。

娘にも孫にも必要以上には干渉しません。

今までこれほど五月の新緑が美しく感じられる日々はありませんでした。

そしてもうひとつは、雨になるとほっとするのです。

以前は憂鬱の対象でしかありませんでした。

晴れの日ばかりでもしんどい。

森田療法で説かれるところの両面観は人間の感情に留まらず自然界そのものの営みです。森田博士は、様々な著述の中で努力即幸福など一見相反する言葉を重ねて使われています。

森田博士の説かれる両面観がもっとも如実に表れているのがこの「即」という文字です。

煩悩即解脱などあらゆる場面にこの即が登場します。

この即に関してすばらしい表現を見つけました。

愛読している帚木蓬生氏の「生きる力・森田正馬の15の提言」から一部抜粋して紹介します。

※生きていく人の姿を幸か不幸かで概念分けしたとたん、本来の生の輝きが失われてしまいます。

※こうした幸不幸の二分法から意識と行動を解き放してくれる言葉がまさしく「即」なのです。

※森田正馬は、この「即」を頓用しました。

※浅い知恵でニセの二分法に惑わされている人の心に活を入れたのです。

本来の生の輝きという言葉が五月の新緑に妙に重なる気がした一世です。


2022・5・31 一世

※生きる力 森田正馬の15の提言
・著者 帚木蓬生氏
・朝日新聞出版

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

親父は、ウザイ!

2022年05月30日 07時12分42秒 | コラム 

 

大阪水曜ほっと集談会一世です。

何のブログかわからないタイトルで失礼します。

本日やっと休みで大好きなコメダ珈琲で、モーニングの私です。

ああ、幸せ!

さて、未だに81歳の母に叱られている私です。

ところで集談会では、息子さんや娘さんの悩みでご両親が問い合わせされたり、会員になられるケースがあります。

私が初期入会当時は、若い方が多く体験交流での親子程の違いのやり取りは、普通でした。

親の考え方とは、こうなのか?

息子や娘は、こう思うのか?

自然と学べる環境があったと思います。

今は、発見会も高齢化が進み若い方の会員率が著しく低下しています。

ところで思春期のお子さんと、どう接すれば良いかについては、ずばり神経質症であれば放っておくのが一番かと思います。

特に男の子の場合は、そう思います。

極端な行動に転じなければ、見守るしかこざいません。

と言いながら、私も子供のことでは随分心配しました。
 
私が体験した思春期の娘のトリセツは、ひたすら耐えるの一文字でしたね。

学生時代、二度と帰って来るか!

と言っていた娘が旦那と孫を引き連れて、今実家の近くに住んでいます。

どの口が言うとんじゃ!😡 

かつて(今も)バカ息子であった思春期の体験から、とにかく親に干渉されるのが嫌な時期がありました。

いわゆるウザイのが嫌なのです。
 
私の場合第三者である叔父のすすめで入会しましたが、両親の勧めであれば反発して集談会に行かなかったかもしれません。
 
結果はどうであれ森田療法や生活の発見会の存在を知らせることは大切だと感じています。
 
しかし親御さんが思うように受け取るかは本人次第ですね。
 
すべて物事にはその時があるのですから。
 
何はともあれ10代で森田療法並びに生活の発見会と出会えたことは人生における最高のサプライズであったと思う一世です。


2022・5・30 一世
 

 

 

 

 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

言葉の持つ力!

2022年05月29日 07時31分19秒 | コラム 



大阪水曜ほっと集談会一世です。😀 

昨日仕事で、投稿した記事をアップするのを忘れていました。😖 

先日2歳になる孫娘に可愛いカップに入ったプリンを買ってやりました。

すると「じいちゃん、熊ついているね。」と私に言いました。

ベアーが大好きな孫娘です。

衝撃でした。

まだまだ赤ちゃんで、会話が成立しないと思っていましたが、確実に成長していることを感じました。

孫バカの私です。

それと同時に言葉の持つ力をあらためて感じました。

その言葉の成長も含めた乳幼児のコロナ禍での問題が今危惧されています。

家庭では、マスクなしの会話も可能ですが、それ以外でのマスク越しの会話が今後心の成長に何らかの影響を与えるのではないかという問題です。

念の為これには、まだ確実な根拠はありません。

しかしマスク越しの会話では、表情が読み取りにくいのは、事実です。

大人は、言葉によってある程度理解出来ますが乳児や幼児にとって表情や仕草は愛情表現において大きなウエイトを占めます。

専門外の私がこれ以上この問題に触れることは控え、日本小児科学会の※マスク着用の考え方について以下紹介いたします。

乳幼児は、自ら息苦しさや体調不良を訴えることが難しく、自分でマスクを外すことも困難です。

また、正しくマスクを着用することが難しいため、感染の広がりを予防する効果はあまり期待できません。

むしろ、次のようなマスクによる危険性が考えられます。

・呼吸が苦しくなり、窒息の危険がある。
・嘔吐した場合にも、窒息する可能性がある。
・熱がこもり、熱中症のリスクが高まる。
・顔色、呼吸の状態など体調異変の発見が遅れる。

特に、2歳未満の子どもではこのような危険性が高まると考えます。

私は、孫との会話からいつも森田博士の純なる心初一念を学んでいます。

今年のクリスマスには大きなベアーのぬいぐるみを買ってやりたい私です。



2022.5 .29 一世

※日本小児科学会 ガイドライン・提言 マスク着用の考え方より抜粋

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私はあなたではない、あなたは私ではないけれど!

2022年05月27日 07時22分58秒 | コラム 
 
大阪水曜ほっと集談会一世です。

先日の二十代女子との会話です。

🔴何で働いてるんですか?

🔵孫がいてんねんけど、その孫のイチゴを買うため。

🔴孫? 若!

若いかどうかは別にして、年齢より下に見られます。

発見会には、そのような感じの人が多いですね。

生きることに対して、前向きなのと、どこか純なる部分があるからでしょうか?
 
さて、しばらく集談会に参加されない会員がおられると妙に気になる私です。
 
仕事や家族との団らんや趣味のことで忙しくされていれば良いのですが、中には落ち込んだり体調不良で参加されないことがあります。
 
残念ですね。🤣
 
苦しい時ほど参加してくださいね、元気な時は来なくても良いですと集談会で申しますとほとんどの方が笑ってくれます。🤗
 
半分冗談で、半分本気の私です。
 
ところで学生時代に音楽部に所属していた私です。
 
ときおり当時の歌詞がふと浮かんでくることがあります。
 
悩みをほかに打ち明けてもそれが軽くなるわけではないと知ったとき、ひとは初めて大人になる。
 
もう帰ってこないのか。
 
つまずきを知らなかった日の、のびやかなうねり、うねりよ。
 
歌と笑いとさざめきよ、あの朝焼け、あの夕星、あのときめきはもう帰ってこないのか。
 
※詩人 吉野弘氏 「走る海」より抜粋
 
10代の頃何となく見過ごしていたこの歌詞の言葉の重みを感じています。
 
悩みが軽くなったり、無くなるわけではないけれどそれでもひとと話すことは大切ではないでしょうか?
 
適切な答えを得られなくても、一緒に自分の悩みについて考えてくれる人がいたという事実は、心の回復に何かを与えてくれるものと信じている私です。
 
年がら年中、集談会のことを考えている集談会バカの一世です。😀


20225 27 一世
※イラストと本人は異なります。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

死神がささやく!

2022年05月26日 07時43分05秒 | コラム 

大阪水曜ほっと集談会一世です。

ホラー話ではございません。

あれを何と表現したらよいのか?

私には死神であったと思えてならないのです。

今から15年前、場所は大阪の御堂筋線のある駅のプラットフォームでの出来事です。

電車が来ました。

体が線路に傾きそうになりました。

電車を待つ私の周りにだけ強い風が吹いていたのです。

吸い込まれそうなるのを必死でこらえた私でした。

あれは一体何だったのでしょうか。

当時100時間以上の残業に加え、休日出勤を繰り返していた私でした。

心身ともに疲れ果てていました。

その時の体験からこう戒めています。

初めて集談会に参加された方に必要なのは休息です。

行動を促してはならない。

森田神経質云々の問題ではないのです。

許容範囲を超えているのです。

もう一度申します。

特に抑鬱傾向が強い方には、行動を促してはなりません。

集談会での最低限のルールやマナーは必要だと感じている一世です。

死神のささやきに惑わされないように!



2022 5 26 一世







  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする