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大阪水曜ほっと集談会一世です。
最近地域の集まりで、あの人最近見かけませんねと私が言うと、誰かがアルコールの飲み過ぎで体調を崩しているのだと教えてくれました。
朝から飲み始めているので依存症だと。
その方も定年後三年間ほどは、アルコールの飲み過ぎで体調を崩し危なかったが、何とか立ち直ったそうです。
テレビを見れば日々、ビールや酎ハイやハイボールのコマーシャルが飲みたい欲求を煽り続けます。
ついつい誘惑に負けそうになります。
このようにアルコール依存を助長するようなCMを垂れ流している国は日本ぐらいであると、ある精神科医が言われていました。
昔から酒は百薬の長などと言われておりますが最近の研究によればアルコールに適正な量などなくわずかな量でも飲酒は心身にダメージを与えることが明らかになっています。
定年後、家族にも、経済的にも恵まれているシニア男性を襲うこの隠れアルコール依存の問題は、現役世代のように表に出にくいだけに問題が深刻であると痛切に感じました。
現役世代においても人間関係の苦しみや不安からアルコールに依存してしまうことはよくあることです。
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かくいう私も四十代~五十代は、激しいストレスからアルコールなしの生活は成立しませんでした。
致命的な結果にはなりませんでしたが、小さな失敗や体のダメージは少なからずありました。
森田療法家でアルコール依存の著書を出されている、
森岡洋(もりおか ひろし)先生によりますと、
アルコールは向精神薬の一種であり精神活動にも影響を与え臓器毒性があり連用していると体の様々な病気を引き起こしますと書かれています。
集談会の後の懇親会での飲酒は本当に楽しい思い出でしたが、そろそろアルコール大学卒業の時期が来ていることを感じている一世です。
2024.9.25 一世