「大阪水曜ほっと集談会」公式ブログ

12月17日(火)20時~・12月18日14時~(ZOOM)にてリモート集談会&忘年会を開催します

窮すれば通ず!

2023年06月29日 13時01分59秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

最近職場の人事異動があり環境が大きく変わることになった。

ようやく積み重ねた仕事のルーティンや人間関係が大きく崩れるのである。

また一から人間関係をつくることは誠にしんどい。

森田の境遇に柔順であるより仕方がない。

ふと気がつくと自分が職場の部署の中で最年長かつ、一番長く居ることに気がついた。

周りは二十代から三十代が多い。

配置転換や退職、病に規律違反などで人がどんどん変わっていった。

なんという適応力、不器用な自分には上出来と、思わず笑ってしまった。

森田の学びがなければ、結果は随分違っていただろう!

さて、どうにもこうにもならず、万策尽きたと思われたことが人生において、3回程あった。

その度に不思議と森田が降りて来るのであった。

実は本来森田のいう生命の力は私にも注がれていたのだが、私の中の悪智がその力を遮断していたのだ。

森田もアドラー も伝えたいメッセージはとてもシンプルでありすぐに実行出来る。

まだ来ない未来も既に過ぎ去った過去もコントロール不可能である。

今この瞬間に心身を集中して為すべきを為す、それしかないのではないか!

今日の森田博士の言葉


※自分が小さい、劣等である、どうにもしかたがないと、行きづまった時に、そこに工夫も方法も、尽き果てて、弱くなりきる、ということになる。

この時に自分の境遇上、ある場合に、行くべきところ、しなければならぬことなどに対して、静かにこれを見つめて、しかたなく、思いきってこれを実行する、これが突破するということであり、「窮して通ず」ということである。

※「 森田正馬全集五巻より」


2023.6.29

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時代が森田を求めている!

2023年06月27日 08時46分32秒 | コラム 

大阪水曜ほっと集談会一世です。

先日このブログのPV数(閲覧数)が1日で1000を超えた。

1年前には考えられなかったことである。

時代が森田療法を求めていると思った。

さらに言えば時代が森田に追いついたといえるかもしれない。
 
内容の是非はこの際不問でお願いしたい。
 
自分の力量の無さや稚拙さは嫌というほど感じている。
 
それでもあえて伝えたい思いがある。
 
混迷の不安な時代にこそ本物がクローズアップされる。
 
森田療法は学ぶ私たちが素直に受け止めれば裏切らない。
 
ところでこの1ヶ月激しい腰痛に加え左手のしびれが治らない。
 
物価高に、職場の人材不足地獄が追い討ちをかける。
 
満身創痍でありながらも、いつまでも森田療法について大阪水曜ほっと集談会として発信をしていきたい。
 
改めてこれから森田を学ぶ若い人のために、シニア世代と共有したい事がある。
 
私達がビジネス森田、全盛の時代に見られた行動による成功体験の積み重ねだけでは根本的な解決には至らない。
 
今は成功体験そのものがあいまいであり、明確ではない。
 
森田療法はどのような時代においても、基本何も変わらない。
 
社会通念や常識が森田療法を歪めるのだ。
 
森田は初めから時代を超えているのだ!
 

 

社会の混迷に「漠然とした不安」を抱く人が増加中 「あるがまま」を説く森田療法が今、注目されるワケ | 毎日新聞

社会の混迷に「漠然とした不安」を抱く人が増加中 「あるがまま」を説く森田療法が今、注目されるワケ | 毎日新聞

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毎日新聞

 

 

 


2023.6.27 一世 
 
 
 
 

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純なる心といのち(生命)の力!

2023年06月26日 06時13分26秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

この季節ボーナスがないことに凹んでいる私です。

定年後の雇用延長で随分待遇も変わりました。

日々森田を学ぶ 過程で今まで当たり前だと思っていたことへの感謝や気づきがあります。

以前から私は森田は人間の自然な心の動き、さらに言えば喜び・悲しみ・怒りなど心のエモーションを引き出すのではないかという風に感じておりました。

最近毎日のように熟読している「そのままのあなたですべてよし・私の森田人間学」を読みさらにその思いが強くなりました。

森田博士の著書には純なる心という言葉がずいぶん 出てきます。

私たちは 症状によって覆い隠されていたこの純粋な人間性を森田療法 によって取り戻すのではないでしょうか。

私たち神経質者は日々森田に触れることによってともすれば、世間常識によって曇る心のメガネを拭き取ることが必要ではないでしょうか。

今日の 森田の言葉 

※いわば生・老・病・死にまつわる、きわめて人間的な迷い、いわゆる 心のとらわれ状態に落ち込まないと、およそ人間は本来の自然な自分自身(純なる心)に出合うのはなかなか難しいものと思われる。



2023.6.26 一世

※「そのままのあなたですべてよし・私の森田人間学」より一部抜粋

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生まれ変わっても神経質に生まれたい!

2023年06月25日 06時36分43秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

もう一度生まれ変わっても神経質者に生まれたい。

最近 そのような思いを抱くようになった。

そう思わせていただいたのは集談会の仲間の皆さんのおかげである。

皆さん様々な病や生まれ持った家庭環境や理不尽な職場環境でとことん苦しみながらも最後まで自分を諦めず人生を切り開いておられる。

そのことに感動すら覚えるのである。

神経質者には自己内省が働く。

自己内省とは自らを顧みる力である。

これがあるかぎり永遠に変化する可能性を秘めているのである。

さらに執着性がそれを後押しする。

また心配性があることで様々な危険を回避することができる。

日々コツコツと日常の小さな変化を積み重ねることで、やがて自覚という心の大河に通じるのである。

神経質性格に生まれさせていただいたことは得難い幸運であった。

今日の森田博士の言葉

僕は死ぬのは嫌である。

しかしいまは大きなことをいっているが、明日でも死ぬかもしれない状態にある。

しかし僕は死ぬまで神経質の研究を続けたい。

それがありのままの僕の生命である。



2023.6.25 一世




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自分一人で背負いすぎていませんか?

2023年06月24日 06時41分16秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

もうすぐ森田療法に出会って44年になる。

長年私と同じ神経質といわれる人々と関わってきて感じることがある。

あまりにも多くのことを一人で背負いすぎていませんかという思いである。

育った環境や遺伝的な気質でさえ自分の責任のように感じて背負っているのではないだろうか?

人は自分のことだけでも精一杯なのに必要以上に人の思惑を気にしたり他者の期待に応えようとする神経質者が時々痛々しいと思うことがある。

神経質者特有の完全欲もあると思うが自分に対しては言葉が悪いが、少しガツガツしすぎてないかなと思うことも多い。

私達は自分に対してはもちろんですが他者への期待値も高い。

当然のごとくこうありたいという理想の自分と現実の自分の間にギャップが生じる。

時にはそれが原因で疲弊することも多い。

森田はこれを思想の矛盾と呼んでいる。

森田を学ぶことで等身大の自分が少しずつ見えてくる。

そしてそのような自分を愛おしく感じることもある。

頑張っているあなたも頑張れないあなたもどちらも素晴らしい。

森田を学んだことで本当の共感ということが少しずつ 私にはわかり始めたような気がしています。

今日の森田博士の言葉

思想の矛盾とは、かくあるべし、あらざるべからずと思うことと、事実すなわちその予想する結果とが反対になり矛盾することに対して、私が仮りに名づけたものである。 



2023・6・24 一世

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