大阪水曜ほっと集談会一世です。
最近職場の人事異動があり環境が大きく変わることになった。
ようやく積み重ねた仕事のルーティンや人間関係が大きく崩れるのである。
また一から人間関係をつくることは誠にしんどい。
森田の境遇に柔順であるより仕方がない。
ふと気がつくと自分が職場の部署の中で最年長かつ、一番長く居ることに気がついた。
周りは二十代から三十代が多い。
配置転換や退職、病に規律違反などで人がどんどん変わっていった。
なんという適応力、不器用な自分には上出来と、思わず笑ってしまった。
森田の学びがなければ、結果は随分違っていただろう!
さて、どうにもこうにもならず、万策尽きたと思われたことが人生において、3回程あった。
その度に不思議と森田が降りて来るのであった。
実は本来森田のいう生命の力は私にも注がれていたのだが、私の中の悪智がその力を遮断していたのだ。
森田もアドラー も伝えたいメッセージはとてもシンプルでありすぐに実行出来る。
まだ来ない未来も既に過ぎ去った過去もコントロール不可能である。
今この瞬間に心身を集中して為すべきを為す、それしかないのではないか!
今日の森田博士の言葉
※自分が小さい、劣等である、どうにもしかたがないと、行きづまった時に、そこに工夫も方法も、尽き果てて、弱くなりきる、ということになる。
この時に自分の境遇上、ある場合に、行くべきところ、しなければならぬことなどに対して、静かにこれを見つめて、しかたなく、思いきってこれを実行する、これが突破するということであり、「窮して通ず」ということである。
※「 森田正馬全集五巻より」
2023.6.29