浜床のふろしき

尾道市因島から日常を記します

町内放送

2005年10月03日 | 因島

「公民館よりお知らせします。ただいま迷子の猫を探しています。色は茶色で、赤色の首輪をしており、・・・・・・・」

田舎に住むと町内放送は重要な情報手段となります。因島のこの地域では、地域行事(お盆や祭りなど)や学校行事(運動会や遠足など)の連絡も町内放送を利用します。また、冒頭のように、人(動物)探しに利用したりと、生活にとても密着しています。朝や夕方には百姓仕事をしている人が食事の時間が分かるようにと、決まった時間にチャイムを鳴らします。

そういえば故郷を離れて生活したこともありましたが、町内放送がこれほど住民に浸透している地域には住んだことがありませんね。学校の運動会が中止なんて連絡も電話を使用していたようですし・・・。(僕が小学生の頃は中止の知らせは町内放送で行なっていました)

因島では明日もまた町内放送が流れるのでしょう。少し音の外れたオープニングが流れると住民は耳を傾けて聞くことでしょう。「猫が見つかりました。」って放送だと良いね。