浜床のふろしき

尾道市因島から日常を記します

震災を語る

2009年01月17日 | 日常
『もう思い出したくない。忘れたい。』

偽らざる気持ちだと思います。自らの死を意識し、周りの人の死に直面した記憶を誰しも思い出したくないものです。

神戸大震災から14年が経ちました。まだ大学生だった僕がテレビで見た映像は衝撃的で、まるで戦争で空爆を受けた都市のようでした。そして数ヶ月後に友人を訪ねて行った神戸はまだ荒々しく傷跡を残していました。

日本という地震による被害を避けられない国に住む限り、震災がどれほどの悲しみを生むのか、忘れてはならないはずです。

そしてそれを伝えられるのは他ならぬ体験者なのです。思い出したくないでしょう。忘れたいでしょう。でもお願いです。伝えて続けてください。