6月朔。
記憶の中からすっかり消え去っていた名前
を続けてみることになった。
「日本赤軍」の元最高幹部重信房子氏。
5月28日に20年の刑を終え、出所。
逮捕されたときのふてぶてしい態度とは全く
違うしおらしい態度で謝罪の言葉を述べた
そうだ。
追いかけるように5月30日のベイルートで
行われたテルアビブ空港乱射事件記念集会
に岡本公三が姿を現した。
生きていたんだ!というのが感想である。
あの当時いろいろな事件があったことが前後
訳が分からなくなっているけれど
よど号ハイジャック事件で山村新治郎氏が
乗客の身代わりになって人質になり北朝鮮に
向かったことを思い出す。
あさま山荘事件もこのころであったか。
悪夢のような事件が多発していた。
遠い昔の、記憶の底にちょっと残っている事件
が急によみがえってきた。
嫌な時代だった。