妻が認知症になった友人の孤独

2022-06-26 15:29:48 | 日々思うこと

一昨日留守にしている間に留守電が入って

いて「ああ、留守かあ」とつぶやく声が

録音されていたのでこちらから電話をいれた。

中学校の同級生である。

待っていた」というので急用かと思ったら

そうでもないらしい。

この家を建てているとき、たまたま見に来た

わたくしの姿を見て声をかけてくれた。

申し訳ないけれどわたくしは顔を覚えて

いなかったが同級生だという。

同じ町内の住民であった。

のちにほかの仲間も誘って月一の食事会を

持つことになるとはその時は思っても

いなかった。

 

彼の妻も同級生で一緒に食事をしていたの

だがコロナ禍で中止している間のこの

3年で認知症になってしまった。

昨年末大晦日の日に精神科の経営する施設

入ったと聞いていた。

面会はできないしやはり寂しいのだ。

同じ敷地に息子夫婦が住んでいるけれど

それまでしたことがなかった洗濯や

食器洗いなどの家事をしなければならず

辛いらしい。

何よりもののありかが分からず困ると

嘆いていた。

それにそういう施設はずっとい続けられる

のかと思っていたら何か月か過ぎると

出ていかねばならないらしい。

それが大変で新しい施設を探すのだそうだ。

施設といっても病院の病床と同じ仕組み

なのかと初めて知った。

家族は本当に大変だ。

我が家の夫も後に残されたらもののありか

分からなくて困るだろうと思う。

下着や衣服が季節によって入れ替わって

いるのは自然現象くらいの認識だったろうから。

しなきゃならないとなれば何とかするで

あろうけれど。

友人には愚痴を聞くことくらいしか何も

できない。

もう少し落ち着いたらちょっと贅沢な

食事会でも計画するか。

 

 

 

コメント (2)
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