花男の物置部屋 引っ越して3箇所目

備忘録的に食ったもん、読んだもん、聴いたもん等を書いてます。

「死なない生徒殺人事件」 野崎 まど

2011-04-06 23:14:00 | 活字もすっげえたまには読むぞ


28歳生物教師伊藤が着任したのは女の園=幼小中高一貫の女子校だった。同僚から聞かされた「永遠の命を持った生徒がいるらしい」との噂。したら今度は空気読めず友達が出来ずで相談に来た転校生が「永遠の命を持った生徒を探したい」と言う・・・したら二人の前に現れたツインテール「ハイ、私が永遠の命を持つ生徒です・・・」???と思いきや数日後、その女性とが首を切られて殺されちゃった?????さらにと思いきや今度は生き返り・・・ってそういう事なの????で殺人事件と永遠の命の行き着く先は・・・・てなお話です。


大筋やらオチは予想の範囲と言うか・・・あえてなのかベタな展開だが、かえって安心で良い。そして、本筋のストーリーとは無縁でポップなキャラ達が賑わしてくれるのも、健在。これも良かったですね。

面白かったです。

「舞面真面とお面の女」 野崎 まど

2011-04-06 23:04:00 | 活字もすっげえたまには読むぞ


「ならばせめて、通りがかった奴とでも遊ばなければ、詰まらなすぎて死んでしまう。そうは思わないか?」


曽祖父の残した遺言=「箱を解き 石を解き 面を解け よきものが待っている」・・・その謎を解くために叔父の家に呼ばれた舞面真面=まいつらまとも=工学系の大学院生。美女な従兄弟と、変な探偵とトリオを組んで謎に挑んで・・・たら、怪しい"お面"を付けた中学少女と出会う。そんな核心っぽい少女のせいで、謎の究明は思わぬ方向へ進み・・・てなお話?


他の作品同様の手触りながら・・・これまで読んだ4作品の中でこれがなんか一番好きだな・・・共通風味の定番ラストも、これがなんか一番爽快だなあ・・・楽しかったですね。ポップな脇キャラの熊さんとかも実は好きでした。

非常に面白かったです。

「[映] アリムタ」 野崎 まど

2011-04-06 22:51:00 | 活字もすっげえたまには読むぞ


関西道中、移動時間や空き時間に読んだのは野崎まど物色々・・・まずは1冊目。

ちょっと憧れな同級生女子から自主映画に誘われた、二見=俳優学科の大学2年生。したら、監督は学内でも超話題の1学年下の天才美少女だった。まずは絵コンテを読んでみたら・・・麻薬のごとくのめり込み気が付けば56時間・・・死ぬかと思った。そして映画撮影へ・・・そこも天才の手腕で順調に完成。映画の出来は素晴らしいが・・・何故か残る違和感が・・・そして天才の作ろうとしていた本来の映画の姿とは?てなお話。


ポップなキャラ達とファンタジーとホラーの中間みたいなミステリィ仕立てが・・・持ち味なのかな、と言うのが他も読んでのなんとなくの認識。そしてその持ち味には、今のところきっちりはまってます。んで、この作品もそんな感じが湯加減よろしくナイスでした。

面白かったです。