花男の物置部屋 引っ越して3箇所目

備忘録的に食ったもん、読んだもん、聴いたもん等を書いてます。

エイプリルフールだが特につくべき嘘もない

2011-04-01 23:42:00 | 食い物の話とか
そもそも嘘と本当の境界なんて結構曖昧だったりする・・・なんてそれっぽいことを書いて見る事が精一杯のエイプリルフールの嘘です。

うむ・・・teacupブログの投稿画面もブログアクセスも異様に重いな。画像アップ用のボタンが出てこないっす・・・今日の晩飯は・・・後で生き返ったら追加アップしようか。


昨日も書いたが4月は関西方面へ出向く機会が多そうで・・・まずは来週月曜午後から火曜一杯あちらへ向かう。

やはりまだまだ不安定な日々は続くけれど、忙しい・・・てのともまた違う疲労感で・・・でも色々あるけど、ともかく週末で、明日は能見台でジェフベックナイトです。参戦せねば・・・でいつもどおり爆睡から始めます。

あ・・・画像登録ボタン復活した。今日の晩飯は下の感じ。


「県庁おもてなし課」 有川 浩

2011-04-01 23:22:00 | 活字もすっげえたまには読むぞ


昔「パンダ誘致論」を強く唱え、結果閑職に追いやられ退職した、先鋭すぎた男が高知県庁に居た・・・それから二十数年後、高知県庁観光部に「おもてなし課」と言う部署が出来た。自由な発想の元高知県の観光を活性化させるぞと。しかし所詮は「お上」レベルの自由な発想、民間から見ればぜんぜん「お役所仕事」。小説家である一人の慣行特使から強烈&怒涛の駄目出しのラッシュ。また、駄目出しされたところが、当たる当たる・・・つまり駄目出しはアドバイスである。そんな中、小説家の担当窓口、掛水はいくつかのアドバイスと同時にある人物にコンタクトを取ってみるように進められ・・・そしてそこから「おもてなし課」のすってんばったんの奮闘が始まった・・・・てなお話。


いやあ・・・駄目人間の成長奮闘物何だけど・・・組織丸ごとの駄目っぷりからの足掻きが何か愛しい・・・「役所感」のリアルさの滑稽感と小説家吉門の適切でキレの良い突っ込みへの激しい同意によるスッキリ感が、読書のリズムにグルーブを生む。んで甘口ラブコメも控えめながらきっちり織り込み済み。非常に楽しい作品です。

本作品の印税は、急遽すべて今回の震災の基金に回す事にしたらしい。印税って・・・10%ぐらい?つまりこの本を買えば、1冊160円分の支援に間接的につながるんでその辺も念頭に、各位・・・

非常に面白かったです。