先輩の復讐のために、ある仲良しグループのメンバーに入り込み機会を慎重に計画していた樋堂清嗣。そして孤島のコテージでメンバー全員で過ごす機会を得て、犯行声明の自動送信を終えヒ素を持ち込みその旅行に参加する。ターゲットは自分以外の参加者6人、全員の死を確認後自らも命を絶つ予定。孤島に到着すると電話線を切り、ヒ素を混ぜたオレンジジュースも準備した。しかし自分が行動を起こす前にメンバーの一人が密室状態の中惨殺死体で発見される・・・そしてまた一人、さらに一人と次々と殺害されていく・・・いったい誰が??? そしてその事件の終結後3年、新たな事件が発生する・・・そんなですか?
これの前読んだデビュー作も良かったけど、こちらは本当に力作ですね。かといって重苦しい感じはなく、スリリングにパキパキ進むし登場人物達のキャラが際立っていて(特に2部が良いかな)ミステリィとしてはもちろん人間ドラマとしても楽しく読めました。ラストもベタかも知れないけど、そう来なくちゃと言う感じで好きですね。
非常に面白かったです。
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