花散歩

函館および道南の野山の花を中心に、観光、グルメ、温泉などを紹介しています。

横津連山の花2

2007年09月12日 | 山野草

盛りを過ぎてあまり良い状態のものが無かった「ハナイカリ」です。

ハナイカリ(花碇)リンドウ科 ハナイカリ属
山地の日当たりのよい草地に生える一年草。茎は直立して高さ10~60cm程度。葉は楕円形で対生する。花の形が船の碇に似ていることから名付けられた。花の色は淡い黄色から終わりの頃には黄緑色になる。

こちらは山野草ではなく、常緑小低木「シラタマノキ」の実です。実をつぶすと、サロメチールのスーッとした香りがします。

シラタマノキ(白玉の木)ツツジ科 シラタマノキ属
亜高山、高山帯に生え、高さは10~30cm程度。白色の果実をつけるのでこの名がある。葉は互生し、長さ2cm程度の長楕円形で厚く、歯の縁に鋸歯がある。葉や実などにサロメチールの香りがある。

咲き残りの「ハイオトギリ」を見つけました。

ハイオトギリ(這弟切)オトギリソウ科 オトギリソウ属
亜高山帯~高山帯の岩礫地や草地などに生え、茎の高さは15~50㎝。茎先に直径2.5~3㎝の黄色の花をつける。葉は楕円形~長楕円形で柄がなく、基部は茎を抱く。葉の縁には黒点がある。

シロバナニガナを見つけました。縁がうっすらと紫色ですが、ほとんど真っ白です。同じ所に何本か咲いていました。

シロバナニガナ(白花苦菜)キク科 ニガナ属
茎や葉から苦い液が出るので「ニガナ」の名がついた。シロバナはニガナの一変種。