花散歩

函館および道南の野山の花を中心に、観光、グルメ、温泉などを紹介しています。

ギンリョウソウモドキ(銀竜草擬 )

2007年09月16日 | 山野草

林の中で幽霊のようにヌーっと立っている「ギンリョウソウモドキ」に出会いました。

葉緑素を持たない菌寄生植物で、全体が透明感のある白色をしています。その姿はまるで蝋細工のようです。

ギンリョウソウモドキ(イチヤクソウ科 シャクジョウソウ属)
山地の暗いところに生える腐生植物。葉緑素がないため全体が銀白色であり、根の中の菌と共生して養分を得ている。花は最初は下向きだが、花後には上を向く。ギンリョウソウに似ているが、秋に開花する。別名アキノギンリョウソウと呼ばれる。

ジャコウソウ (麝香草)

2007年09月16日 | 山野草

盛りを過ぎてしまった「ジャコウソウ」です。茎や葉を揺するとほのかな香りがすると言う事ですが、何度試しても香りを感じません。

ジャコウソウ(シソ科 ジャコウソウ属)
湿気の多い林内や沢沿いに生える多年草。草丈60~100cm。葉は対生し、長楕円形で縁に粗い鋸歯がある。花冠は筒状で、上唇より下唇が長く、先が3裂する。茎や葉が麝香のような良い香りがすることから名がついた。