花散歩

函館および道南の野山の花を中心に、観光、グルメ、温泉などを紹介しています。

ジャコウソウ (麝香草)

2007年09月16日 | 山野草

盛りを過ぎてしまった「ジャコウソウ」です。茎や葉を揺するとほのかな香りがすると言う事ですが、何度試しても香りを感じません。

ジャコウソウ(シソ科 ジャコウソウ属)
湿気の多い林内や沢沿いに生える多年草。草丈60~100cm。葉は対生し、長楕円形で縁に粗い鋸歯がある。花冠は筒状で、上唇より下唇が長く、先が3裂する。茎や葉が麝香のような良い香りがすることから名がついた。

タマゴタケ(卵茸)

2007年09月14日 | その他

林の中でこのような白い卵を発見、さて何だろう?

おや、卵から赤いひよこが見えています。

あれー、卵から赤い小人さんが生まれた!

小人さんの正体は、真っ赤なきのこです。

傘を大きく広げて、立派に成長した卵茸。
このきのこは食べられるそうですが、毒茸の紅天狗茸とそっくりだとか。

タマゴタケ(卵茸)テングタケ科 テングタケ属
落葉樹林や赤松林などの林床に生える傘の径5~15cm、はじめ卵形、のち丸山形になり、偏平に開く。表面は真紅色か朱紅色で、周辺部に放射状の溝線がある。柄は10~20㎝、太さ6~25mm、表面は燈黄色か黄色でだんだら状の斑紋があり中空。つぼは袋状で白色である。

横津連山の花3

2007年09月13日 | 山野草

今回の山行きは、この「エゾオヤマリンドウ」に会いたくて出かけました。

横津岳一帯は青紫色のリンドウが咲き乱れ、まるでお花畑のようです。

咲き始めの綺麗な花たちのお出迎えに感激です!

淡い青紫色のグラデーション、とても優しそうです。いいお天気と素晴らしい景色、綺麗な花たちに出会え、最高の1日を過ごせました。

エゾオヤマリンドウ(蝦夷御山竜胆)リンドウ科リンドウ属
エゾリンドウの高山型で、草丈は20~40 cm程度。山地の湿った草地や林縁、あるいは火山灰地に生える多年草。茎は直立し、狭披針形の葉が対生する。花は茎の上部にだけ数個まとまってつく。

最後に残念な事がありました。アスファルトの道を下っていると、リンドウの花束を抱えている人を発見。エッ、ウソでしょって唖然としました・・・。

横津連山の花2

2007年09月12日 | 山野草

盛りを過ぎてあまり良い状態のものが無かった「ハナイカリ」です。

ハナイカリ(花碇)リンドウ科 ハナイカリ属
山地の日当たりのよい草地に生える一年草。茎は直立して高さ10~60cm程度。葉は楕円形で対生する。花の形が船の碇に似ていることから名付けられた。花の色は淡い黄色から終わりの頃には黄緑色になる。

こちらは山野草ではなく、常緑小低木「シラタマノキ」の実です。実をつぶすと、サロメチールのスーッとした香りがします。

シラタマノキ(白玉の木)ツツジ科 シラタマノキ属
亜高山、高山帯に生え、高さは10~30cm程度。白色の果実をつけるのでこの名がある。葉は互生し、長さ2cm程度の長楕円形で厚く、歯の縁に鋸歯がある。葉や実などにサロメチールの香りがある。

咲き残りの「ハイオトギリ」を見つけました。

ハイオトギリ(這弟切)オトギリソウ科 オトギリソウ属
亜高山帯~高山帯の岩礫地や草地などに生え、茎の高さは15~50㎝。茎先に直径2.5~3㎝の黄色の花をつける。葉は楕円形~長楕円形で柄がなく、基部は茎を抱く。葉の縁には黒点がある。

シロバナニガナを見つけました。縁がうっすらと紫色ですが、ほとんど真っ白です。同じ所に何本か咲いていました。

シロバナニガナ(白花苦菜)キク科 ニガナ属
茎や葉から苦い液が出るので「ニガナ」の名がついた。シロバナはニガナの一変種。

横津連山の花

2007年09月11日 | 山野草

ヨブスマソウ(夜衾草)キク科 コウモリソウ属
湿った林内に生える多年草。茎の高さは1~2m。上に円錐花序の枝をつけ、多くの頭花をつける。葉の形は三角状の「ほこ形」で長さ25~35cm、幅は30~40cmとなり先は鋭く尖っている。東北地方では山菜として食用されている。ヨブスマとはムササビのことで、その姿が空を飛ぶムササビに似ていることから名がついた。

エゾノコンギク(蝦夷野紺菊)キク科 シオン属
本州以南に見られる「ノコンギク」の北方型の意味。山野や道ばたなどに生える多年草。草丈は50~100㎝。 葉は卵状長楕円形~長楕円形で縁に鋸歯があり、葉の下方が急に狭くなる。花期は8月~10月、分枝した枝先に直径約2.5cmほどの薄紫色の頭花を咲かせる。

ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草)キク科 アキノキリンソウ属
別名コガネギク。高山の草地に生える多年草。低地に多いアキノキリンソウの高山型で、草丈は20-30㎝程。花は直径1.5㎝ほどで、茎の上のほうにかたまってつく。

エゾゴマナ (蝦夷胡麻菜 )キク科 シオン属
芽出しの様子がゴマの若い苗に似ている事から名づけられたと言われる。葉は両端の尖った長楕円形で細い毛がある。花は茎の先に直径1.5㎝ほどの頭状花を数多くつける。

烏帽子岳~袴腰岳へ

2007年09月10日 | 道南

烏帽子岳山頂(1078メートル)から、次に向かう袴腰岳(1108メートル)がすぐ近くに見えています。

袴腰岳方向へ続く登山道を下って行きます。

急な斜面を下ると、次は樹林帯を進みます。この憩いの森で一休みです。

樹林帯を抜けると登りが続きます。最後の方は急な斜面もあり、慎重に登ります。

袴腰岳山頂(1108メートル)に到着です。

山頂からは函館山や市内はもちろん、左手には恵山(画像中央奥)や噴火湾まで見渡せます。

反対側には横津岳のレーダーや、登ってきた登山道が綺麗に見えています。

戦車試乗体験

2007年09月09日 | 函館

戦闘訓練のあと、戦車や装甲車の試乗体験ができます。こんな機会は滅多にないので、今年も戦車に乗る事にしました。

戦車に乗った時はこのような状態です。戦車はかなり揺れるので、しっかり摑まっていないと振り落とされそうです。

こちらの画像は戦車から降りて撮ったものです。実際はこのような状態で乗っています。ヘルメットに軍手をして、しっかり摑まっている様子が分るでしょうか。

陸上自衛隊函館駐屯地創立記念行事

2007年09月09日 | 函館

9月9日に陸上自衛隊函館駐屯地を一般公開する「創立記念行事」が行われました。

私が着いたときには祝賀式典などは既に終わり、らっぱ隊による演奏が行われていました。

1200メートル上空からの空挺隊員によるパラシュート降下が披露されました。

続いて戦闘訓練が開始されました。この画像はレンジャー部隊がヘリから降下している所です。

訓練はさらに進み、敵陣を制圧するため火炎放射器まで登場しました。

隊員も実践さながら、泥だらけになりながら匍匐前進で銃を構えます。その後、敵陣を制圧して戦闘訓練展示が終了しました。

横津岳~烏帽子岳へ

2007年09月08日 | 道南

横津岳山頂へは昨年行ったので、今回は山頂のレーダードーム手前を右折し、烏帽子岳(1078メートル)へ向かいます。

この辺りには、気象台や携帯電話などの施設が並んでいます。

舗装道路も終わり、笹原の道を進みます。

振り返ると、横津岳のレーダー群が見えています。

さらに進むと高層湿原にさしかかりました。ロープが張られていますが、沼の近くまで行って見ました。水を湛えた小さな沼です。少し前には、この辺りはワタスゲに覆われていたようです。

烏帽子岳(1078メートル)山頂に到着です。山頂からは、素晴らしい眺めが広がっています。さあ、ここでお昼です。

山頂からは駒ケ岳も綺麗に見えました。

反対側は、函館山とその裾野に広がる函館市内、津軽海峡まで見渡せます。

 


横津岳へ

2007年09月07日 | 道南

快晴のお天気に恵まれ、渡島地方の最高峰(1167m)「横津岳」に出かけました。舗装された道路を進むと、中腹には眺めの良いゴルフ場があり、その上の休止中のスキー場を過ぎると、登山口ゲートに到着です。一般車両はここで通行止めの為、ゲート手前の駐車スペースに車を止め、ゲート横の入山者名簿に記入し、横から入ります。

このようなアスファルトの緩やかな上りが続きます。

振り返ると、眼下に函館の街並みと函館山が見えました。

30分程進むと、山頂にある国土交通省の航空路監視レーダーのドームが見えてきました。

頂上付近は緩やかな斜面が広がり、360度の大パノラマを楽しめます。ここまでは登山というよりハイキングといった感じです。

横津岳へ向かう道路沿いの花

2007年09月06日 | 山野草

七飯町(ななえ)の横津岳に向かう途中、道路沿いに大きなクサギの木がありました。可愛い花なのに、クサギとは、ちょっと可哀そうです。

クサギ(臭木)クマツヅラ科 クサギ属
山野の林縁や川岸などの日あたりのよいところにはえる落葉の低木。高さ1~3m、上方で多く枝分かれする。枝や葉には強い臭気がある。枝先に花が集まって咲く。花は白色でよい香りがする。がくは赤味のある緑色で目だつ。

青紫色の綺麗な「エゾトリカブト」もあちこちで見られました。トリカブト属中、最強の毒性だとか。

エゾトリカブト(蝦夷鳥兜)キンポウゲ科 トリカブト属
山地の草原や林縁などに生える高さ40~100cmの多年草。葉は有柄で掌状に3全裂する。無毛で葉質は厚く光沢がある。茎は直立して1mくらいになり、その先端に、10花ほど総状に付ける。根は特に猛毒のアルカロイドを多く含む。花の形を舞楽でかぶる鳥兜に見立ててこの名がある。

モシャモシャ頭の「ヨツバヒヨドリ」が、沢山咲いていました。

アップで見ると、星形の可愛い花の集まりです。

ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)キク科 ヒヨドリバナ属
低山~亜高山の日当たりの良い場所に生育する、高さ100~150㎝の多年草。葉は細長い楕円形~長卵形で鋸歯がある。花序はまばらな散房状で、頭花は4~6個の筒状花からなる。

たこ飯し

2007年09月04日 | グルメ

恵山を下り、海岸にある道の駅「なとわえさん」にやって来ました。そろそろお昼なので、前に食べて美味しかった「たこ飯し弁当」を買いに、道の駅駐車場隣にある「シーサイド ケルプ」に行きました。お店の前にパラソルとテーブルがあったので、海を見ながらここで食べる事にしました。

持ち帰りのたこ飯弁当は弁当容器に詰めたものでしたが、今回はどんぶりとお皿で出てきました。恵山で獲れた蛸の炊き込みご飯、たこの唐揚げ、カボチャの素揚げ、冷たいそうめん汁、お漬物です。たこ刺しは、道の駅の魚屋さんで買ったものです。この他にもサービスでお赤飯を頂きました。もの凄い量でお腹がいっぱいになりました。(たこ飯弁当600円)

ここは遊泳禁止なのですが、水遊びを楽しむ親子連れやサーファーの姿も見られました。

恵山の花

2007年09月03日 | 山野草

少し前になりますが、8月快晴の恵山に咲いていた花たちです。

ガクアジサイのような花「ノリウツギ」です。

ノリウツギ(糊空木)ユキノシタ科 アジサイ属
日当たりの良い山野に生える落葉低木。直径数mmの多数の小さな花の周囲には、直径1~3cm程の白い装飾花を付ける。和名は内樹皮にある粘液を、和紙を作るときの糊として使用したため。

今年は昨年より花期が早く、既に盛りを過ぎてしまった「ノギラン」です。

ノギラン(芒蘭)ユリ科 ノギラン属
日当たりの良い草地に生える多年草。葉の中心から高さ20~40 cmの花茎を伸ばし、小さな花を穂状にたくさん付ける。葉は根のきわの極端に短い茎から地に這うように付く。

ホツツジ(別名ヤマボウキ)はツツジの仲間ですが、8月に入ってから咲き始めます。

ホツツジ(穂躑躅)ツツジ科 ホツツジ属
日当たりの良い山地に生える落葉低木で高さ2mほどになる。よく分枝して直立し、枝先に総状花序をつける。花は白色か帯紅色で、3枚に裂けて反り返る。全株が有毒であり、特に葉には強い毒がある。

戸井の花

2007年09月02日 | 山野草

戸井の林道で見つけたミヤマママコナです。

ミヤマママコナ(深山飯子菜)ゴマノハグサ科 ママコナ属
林の縁や草地に生える一年草。草丈は20~50cm。葉は対生し、長卵形で長さ2~8cmである。長さ1.5 cm程度の紅紫色の唇形の花が咲く。花冠の内部には黄色の斑がある。

ツユクサも咲いていました。今回の収穫はこの2つでした。

ツユクサ(露草)ツユクサ科 ツユクサ属
各地に生育する一年草。高さ20~50cmになる。やや湿った空き地や路傍などに生育し、茎は下の方では地を這い、節から根を出しつつ枝分かれして広がる。

湯ノ岱温泉(ゆのたいおんせん)

2007年09月01日 | 温泉

湯ノ岱大橋を渡り、左手の天の川沿いに「国民温泉保養センター(通称湯ノ岱温泉)」があります。ひなびた雰囲気の日帰り温泉です。建物は古いのですが、中は清掃が行き届いています。

広々とした石造りの大浴場には、2つの源泉が引かれ、3つの湯船と打たせ湯があります。こちらは42℃の少し熱めの温泉です。温泉の泉質は「ナトリウム・カルシウム-塩化物炭酸水素塩泉」で、淡褐色微濁の珍しい「炭酸泉」です。

真ん中の温泉は38℃で、上の温泉と同じ泉質です。湯船に浸かると、体中に気泡がつき、湯上り後はしっとりします。

こちらは別の源泉で35℃とぬるめです。注ぎ口から凄い勢いで湧き出し、ジャグジーのようにボコボコしています。長く入っていてものぼせなくて、暑い季節にはピッタリです。冬でもこの温度で大丈夫のようで、湯上りはぽかぽかするそうです。

かけ流しの打たせ湯です。温泉成分で、床や石造りの壁は、まるで鍾乳洞のようになっています。

壁のアップです。温泉成分の凄さが分かるでしょうか。我が家のお気に入りの温泉の1つです。(入浴料 350円)