浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

自我越えて肉の己れを
捨し時 神と我とは
一つなる知る

「講演集」より。

2014-07-15 00:30:30 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

       ~ 恩師のご著書「講演集」より ~


          講演集 一


   「循環を繰り返して神仏に近づく」


水は太陽の熱エネルギーによって蒸発して天に昇るのですが、
熱作用によって冷たくなれば収縮して固体化し、
やがて凍って固まり重くなって下に降りて来る。
その途中で溶けて雨になるのですが、
下へ降りては上昇して、又下へ降りて来ます。
水も循環しています。
例えばここに池があるとして、その池の水が蒸発して
再びこの池に降りてくるかと言うと、そんなことはなく、
上に昇ってしまえばどこへ飛んで行くか分かりません。
水蒸気は成層圏へ上がってしまえば、
アメリカに雨となって降りるかも分かりません。
反対にヨーロッパに行くかも知れません。

それと同様に私たちも命が終わって、
私達の意識が無事天上の世界に帰りましたら、
今度は自ら望む自分の魂の修行しやすい場所へまた降りて来るのです。
日本人は日本人として生まれ代わるかと言えば、それは違います。
日本の国に代々生まれているから言っても、
それはとんでもないことで、
世界中のあらゆる国に転生輪廻しているのです。
その場所で自分の魂の修行をしているのです。
魂の修行とは何かと言いますと、自分の心の曇り、
自分の持っている悪い癖、欠点を払っていくことです。
やがて循環の繰り返しをして最後に神仏の心に到達していくのですね。
それが私達のこの世に生まれた目的です。


            ~ 感謝・合掌 ~




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