浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

自我越えて肉の己れを
捨し時 神と我とは
一つなる知る

「講演集」より。

2014-07-16 00:28:05 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

    ~ 恩師のご著書「講演集」より ~


              講演集 一


     「内在する智慧に至るのが魂の修行」


この世に生れて、魂の修行をし、
自分を高めて来ますと言って、魂の兄弟と約束をして
生まれてきますが、この世でのいろいろの事情によって
心を真黒にしてあの世帰りますと、本当のふるさとである天上界には
帰ることはできません。
あの天上界から地上界を見ましたら、
断崖絶壁のとても危険な場所です。
一歩足を踏み外したら底の見えない谷底へ落ちたり、
霧が立ち込めたら、
一歩も進めないような全く危険極まりない地上の現象世界です。
天上の実在界から見ましたら、この地上界は危ない所ですが、
そこで自分の魂の修行をする為に降りて来ているのです。

オギャーと生まれて来た時、私たちの魂が百パーセントあるとしますと、
九十パーセントまでは潜在してしまいます。
残る僅か十パーセントが私達の表面意識です。
そして心の奥底に内在されている沈んだ部分が「般若心経」に
説かれている「パニャーパラミター」です。
心を開くと、この潜在している部分が分かってきます。
「般若心経」がなぜ尊いかと言いますと、内在された偉大な智慧に
到達する教えだからです。
この潜在している智慧に至ることができるのです。
そうすると、極楽へも地獄へも自分の意識で自由に行けます。
昔から「般若心経」は尊いと言われている理由は、ここにあります。
僅か十パーセントの意識をもって私達は危険極まりない地上の
現象世界において魂の修行をするのです。


          ~ 感謝・合掌 ~





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