浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

{講演集」より。

2014-07-17 01:37:23 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

       ~ 恩師のご著書「講演集」より ~


              講演集 一


         「守護・指導霊」について


この世に生れてある時期は母親の慈愛を戴いて育ててもらうのですね。
特に母親の愛がなくては生きられません。
その愛を戴いてやがて成長しましたら伴侶を得ます。
これからが本当の修行になります。
子供を授かりますと、これで更に修行が厳しくなります。
やがて子供を独立させまして、うまくいったらこの世の執着駅です。
ここに至ってうまく天上界に行けたら、しめたものですが殆どの方は
地獄のほうへ行かれます。
ワット数がないのです。
「私は三十ワットですけど、五十ワットに高めてきます。
安心して下さい」と言ってこの世に生まれてくるのですが、
生まれた瞬間に全部忘れてしまって、だんだんワット数が減って
真黒になって終着駅に着いた時には、
停電して天上に帰ることができなくて、
地獄のほうへ行ってしまうのです。

この時、私達は気が付きませんけれど、
常に感謝しなくてはいけないことは、
私達の側には守護指導霊が必ず付いていて下さるということです。
皆さんにも全部付いて下さっています。
私たちを守りながら、
やがて自分がこの世で生きる為に現象の世界に馴れる
勉強をしておられる私達の魂の兄弟が五人おられます。
魂の本体(自分)があり、
太陽と同じようにその周りに五人の分身があり、
自分を含めて六人をもって「私一人」の人格を構成しています。
この中から選抜されて、皆さんの分も頑張って来ますといって、
この世に魂の修行をしに生まれてまいります。
わたしは或る時、肉体を持ちながらにして、
ふるさとである天上界へ帰らせてもらったことがあります。
するると五人の者が迎えに来て下さいました。
五人の服装はさまざまです。
中国服の方や、或いは布を纏っておられる方、
洋服の方などいろいろな姿の方が出迎えに来て下さって、
ほんとうに懐かしいというか、もう泣けて泣けて仕方がないのです。
「この地上に出られて、その間よくぞ私達の所に帰って来て下さいました」
と迎えて下さいました。
大変すばらしいことです。
さて私達の兄弟五人を仮にABCDEとしますと、
私がこの五人から離れて地上界に出て来ました時、
次の順番の方Aが私の守護霊として付いて下さるのです。
そして私を守りながら、この現象界に出る準備をして、
やがて私がこの世を去ります時、私がこのAにバトンタッチをして、
Aがこの世に出て来られます。
するとまた次の順番のBが、Aの守護霊となって付いて下さるのです。
このようにして順番に誰にも皆守護霊が付いていますので、
守護霊に対いて感謝しなくてはいけません。
例えば、交通事故に遭って車がぺちゃんこになっても、
かすり傷一つ受けていないという記事を見ることがありますね。
また五階、六階から落ちたのに傷がなかったという場合もありますが、
あれは目に見えない守護霊のお守りがあるのです。
しかし、私達はその記事を見て「ああ奇蹟がなあ、良かったなあ」
ぐらいにしか思いません。
そこでこの世を去ります時には、下の世界に行きませんように、
少しでもワット数を上げて天上界へ行きますように、
その為には現在の生活が大切になってきます。
今をいかに生きるかです。
過ぎ去った過去は帰ってきません。


           ~ 感謝・合掌 ~




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