浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「御垂訓」

2018-03-09 23:51:37 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

   恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より


      第六章 人類滅亡を救う奇跡と癒しの秘密

    心の教えを正しく行うと証がついて回る

          不思議なユリの現象

先の続き・・・

私たち人間の行為を通す以外に、
具体的には神の御心をこの地上に現わせません。
そして、もし誰もかれもが、本来の神の子としての心を素直に実行し、
互いに助け合い尽くし合い、愛の光に満ちあふれた神の国が
地上天国としてできるはずです。
神様はそれを最も望んでおられるのです。
個人の幸福も健康も、この神の御心と肉体にいる自分の心とが同一になった時、
はじめて運命や境遇や心境となって自然と現れてきます。
それは神の世界の光がそのまま現象界へ流れてきますから、
当然と言えば当然のことです。
神様の世界に苦しみや不幸や悪や不完全のあるわけがありません。
「我が与えし、その肉の身を持ち 我が思いをこの地上に示し現わせ」。
これが、神様の願いです。

その神の御心を我が心にいただき、
私たちが日々の生活の中に実践した時に、
はっきりとそれが正しい法にしたがう行為であることを
証明するような現象が現れてきます。
これが現象による証明、すなわち「現証」というものだと思います。
これまで奇跡と呼ばれてきたものの中で、
真実に神様がお現わしになったものは、
すべてこういう経緯のもとに必然の結果として
出てきたものだと言っていいと思います。
それは因果律の法則にかなったものです。
奇跡はたしかに不思議な現象です。
しかし、一方でこの法則を考えれば、
心と行いが法に照らして正しいものなら、
早晩なんらかの形で結果が出てくる、
その一つの現わし方が奇跡として現れますから、
ちっとも不思議ではないということになります。

原因はいつも私たちの心の中で思うことにあります。
つまり、私たち人間の心はいつも神霊の側からは
しっかり見られているのだということを忘れてはならないのでしょう。
厳しい心のチェック体制を怠ってはなりません。
これを怠り、自らをごまかしたりすると、
憂き目に遭うのも自分自身です。
そして、奇跡を体験しても、それにたらわれ、
あたかも自分に特別な力がついたのだなどと増上慢に陥ることなく、
ああこれも神様の慈愛と励ましなんだな、
これからも怠らずに心磨きと人のためになる善き行いを
積み重ねていこうと決心を新たにすることです。
そうすれば、ちゃんとその努力は神様が御覧になってくださっています。
心の調和を目指し、正しく法にかなった生活をしていくと、
その心は神様に通じます。


          ~ 感謝・合掌 ~



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