恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より
第六章 人類滅亡を救う奇跡と癒しの秘密
心の教えを正しく行うと証がついて回る
神癒と自然治癒力
先の続き・・・
いちばん大きい癒しいうのは、
なんといっても自分自身が自己の内部の神なる我に目覚めることです。
「神我」のことです。
神様は私たちに「いとし子よ」と呼びかけてくださいます。
私たちが神のいとし子ならば、神様は私たちのお父さんです。
もともとお父さんの命から分かれた私たちの命ですから、
お父さんである神様と私たちの本質とはなんら変わりがありません。
神様は全知全能であり、そして完全無欠です。
私たちの生命の中に、
神様と同じ全知全能の生命が宿っていてくださるのであれば、
神様に病がないように、私たちにも病があるはずがありません。
それを強く自分に言い聞かせることです。
魂のふるさとにいた時は「我 神とともにあり」というはっきりした
自覚があり、したがって生命の永遠性ということがわかっていても、
この地上で肉体を持って生活するとなると、
肉体の五官の煩悩のため神様から心が離れてしまい、
この真理は忘れられてしまいます。
それをまた思い出させる。
これこそは神の癒しです。
本当なら誰しもが自ら癒すことができるのです。
といっても、なかなかそれができないから、
そのお手伝いをさせていただくことになります。
神様から癒しの力である愛を直接いただき、
それが治療に見えた方に流れ入るための中継です。
世間的な意味でのすべての個人的楽しみを持たず、
自分の時間を全部この癒しと法のお話を縁ある方々に
させていただくために捧げてきました。
たまにしんどいなあという思いが脳裏をよぎることがあります。
ただ、これは肉体がそう感じているにすぎません。
魂の部分、内なる神我のほうは、こうした人生を望んで生まれ、
光の世界より降りてきているのだと思います。
つまり、魂の選択の結果として、今日までの人生があるのです。
誰もが自分の親のゆるしをえて、天上界で縁の深い方々と約束して、
この世に修業に出てきています。
不平不満を抱くことはありません。
本来の内なる自分の声に耳を傾けたなら、このことはがわかってきます。
「四六時中休むことなし我が行は 父(神)との誓い有ればこそなり」(弘)
~ 感謝・合掌 ~