恩師のご著書「講演集」より
講演集、 三
救われた霊の報恩
A町内に、Uさんと言いまして、
えらいお金持ちさんがおられます。
自分が育った家を、お父さんが勝負事が好きで、
その為に家を売ってしまったのです。
しかしその後、Uさんは大成功をして億万長者になられ、
自分の育った家を買い戻されたのですが、
その家にはS宗教の偉い人達が住んでいたのです。
事あるごとに皆さんが集まって闘争闘争と言って、
祈っておられました。
そして、その家を売ってよそへ出ていかれたのを、
今度買い戻されたのですね。
折伏、闘争の中に安らぎがあるはずがありません。
闘争は破壊を呼びます。
それだけならいいのですが、
あの宗教は現世利益を願う教えです。
健康になる、金持になる、商売繁盛する、
拝んだら拝むほど良い、という教えです。
拝んでうまくいくはずはありません。
もっと拝んでいたらと思って、夜も寝ず拝むとしたら、
今度は死んでしまいます。
拝んで幸せにはなれません。
恐いのは、我欲の世界の念によって見えない我欲の
世界のものが集まってくることです。
念によって、我欲の故に迷う想念が、
その場所に集結して来て不調和起こします。
その人達を救うて下さいと頼まれて、
その家に行きました時に、まず光を
頂いてからその場所に行きますと、
足許から数え切れないほど多くの迷える
者が寄ってくる気配がするのです。
何とか這いずり上がろうとする想念ですね。
そこで数え切れない想念をお救いさせてもらいました。
その後、Uさんの奥様のお里で家を建てている間、
ここの家に入られたのです。
すると、商売をなさって以来、最高の売上があったそうです。
それは、救われた諸霊が報恩の行為をするのです。
救われてくれますと、光となって注がれてきます。
浄化されて綺麗になるだけではなくて、
今度は喜びの光が注がれますから、
大変有難いのです。
私はどこへ行きましても、そのあと、
その家は商売繁盛するし、お金が
儲かってしようがないようになりますから、
「先生は福の神様だ」と言っていただきます。
ただ行かせていただくだけです。
私と言う人間は未熟な至らない存在ですが、
私の存在を通して、
神の大いなる御業が示されます。
いといと小さき神のみ使いを自覚しております。
いくら小さくても、神のみ使いとして生きさせて
いただきたいと思っています。