恩師のご著書「講演集」より
講演集、 三
神の心を私たちが具現する
私たちの内なる良心の囁きこそ、神の囁きです。
又、神とは大いなる大生命です。
私たちのこの肉体には生命が宿っております。
この生命こそ、神の御子の証しです。
すべては神の御子です。
神の御子であることに目覚めて、
自らが神の御心をこの肉体をもって具現することです。
その時、すべての人は神の御子として、
神様は平等に力を注がれます。
この肉体をもって神を現わすとは、
神の御心を自ら行うことです。
神は一切の差別をなさいません。
自分のところにくる者だけに光をやる、
自分から離れたら光が無いなどというのは、真っ赤な嘘です。
そして、神は罰をお当てになりません。
本当の神様は絶対に罰をお当てになりません。
罰を当てる神様は悟っておられない霊です。
曾て肉体をもっていた者で悟っておられない霊が
罰をお当てになります。
神は自らの身をその愛の故に燃え上がらせて、
自らの身を犠牲にして、
すべてを生かそうとされるその大いなる愛の力です。
私たちも日々の生活で、その神の御心を
現わしたらいいのですね。
差別してはいけない。
自分を犠牲にしてでも、他を生かさなくてはいけない。
そして報酬を求めてはならない。
たださせていただく、それを行ったらいいのです。
その時、神様はこうおっしゃいます。
「あなたは私のいとし子としてよく目覚めてくれました。
私は愛の故にその身を滅した者である。
私のいとし子として生まれたあなたが、
わたしの思いをよく行ってくれました。
ありがとうございました」と、神様が感謝して下さいます。
神様は、助けてあげたい、幸せにしてあげたい、
と思っていて下さいます。
しかし、その御姿はありません。
では、その神様のしてあげたいという御心を、
私たちがさせていただいたらいいのですね。