恩師のご著書「講演集」より
講演集、 三
自分の為に相手を「許させていただく」
先の続き・・・
「もし、そのままいられたら、また、そこへご主人が行かれます。
あなたに冷たくされて、ご主人が淋しくなって、
その女の人の所へ行きたいという心が起きてもしようがないと思います。
しかし、きちんと嫁いでっくれて、ご主人も、
もうそういう心配はないのだと言ってくれているのだから、
自分の為に主人を許させてもらいなさい」と言いますと、
「ほんとうにそうでした。許させてもらいます」と、
心に決めてくれたのです。
「そうです、そして過去を忘れなさい。
ご主人に精いっぱい甘えていきなさい。
あなたの甘える方はご主人以外にないのです。
他の人に甘えたら、絶対にいけません。
心の底からご主人に甘えていきなさい」と重ねて言いますと、
「そうさせてもらいます」と、言われました。
それから一週間ほど経って見えたら、
「嬉しい顔」に変わってしまっています。
そして「甘えていますか」と言いましたら、
「はあー、甘えさせてもらっています」とう返事です。
「もう心の底から許させてもらった時、
過去はないものと思って捨てなさい。
自分の幸せの為に許させてもらいなさい」と、
話させてもらったのです。
今はご夫婦が幸せに仲良く暮らしてくれています。