恩師のご著書「講演集」より
講演集、 三
魂のふるさとへ持って帰るお土産
先の続き・・・
「あの世に修行に出て頂いた方で、肉体を持ったまま、
この世に帰ってこられる方は極く稀れでございます。
あなた様はあの世に肉体を持ちながら、よくこの世に帰って下さいました」
と言って、迎えていただきました。
そこで私は、「いや、ほんとうに厳しい所でございます」と、もう泣いて泣いて、
泣きながら話をさせていただきました。
「愚かにも過ちを犯し、罪をつくって数々の失敗を犯しました。しかし、
その過ちを犯すことによって、過ちを犯していない人の心の楽なことを知り、
なぜこんな過ちを犯したのかと善の尊さを知って、その償いとして、少しでも
善い行いを積ませていただかなくてはいけないと思います。