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浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

得るものも失うものも無き我れに
何を恐れん我れ神の中

「垂訓」

2023-04-17 00:17:36 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

 恩師のご著書「講演集」より


               講演集、 三

        安らぎは真の教えを実践した証し

今日、九州から来ていただきました方々は、
先にS会に入って勉強なさっていたそうです。
ところが、そこの先生とお会いしても涙が出たことはなかったのに、
私と初めて会いまして、突然涙が出て出て止まらないとおっしゃいます。
そういうふうな現象が起きますのは、
心の奥底で求めていた本当の教えに巡り合ったというその喜びによるのですね。
いろいろな先生方が、その方その方の教えを説いて下さっています。
しかし、心を打つものがなかったら、これは本当の正しい教えとは言えません。
それは言葉ではないからです。

自ら正しい教えを行った時、その証しとして安らぎを与えられます。
その自ら頂いた安らぎは、又他に安らぎを与えていきます。
その安らぎが、ああ、巡り合えて良かったという喜びに変わるのですね。
表面の意識は知らなくとも、
内在した意識がその喜びのこみあげるのを感じるのです。
私自身は未熟者でございます。
他の先生方のような立派な人間ではございません。

日々の生活の中で、皆さんが来られたら、お茶も汲ませていただきますし、
そこらの拭き掃除もいたします。
皆さんの僕となって生きさせていただいております。
ふん反り返って偉そうにいう人間ではございません。
私は神の僕となり、人々の僕となって、生きることです。
高橋信次先生は、自慢しなさい、
偉そうにしなさいとは、一言もおっしゃっていられません。
「神の心をわが心に頂き、わが身をもって神の御心を現わしなさい」と説かれましたが、
つまり、それは法を行なうこと、実践することです。



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