浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

肉体の限度にいどみ人救う
愛の行い我が内の神

「垂訓」

2025-01-20 23:58:49 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

 恩師のご著書「思いの中に生きる」より

      思いの中に生きる


先の続き・・・

あれは難儀です。
目が潰れましたら目が萎んでしまって

だんだん落ち込んでくるのです。
また、義眼(ガラスの目玉ですね)

を入れますとちゃんと目が
閉じられないようになるのです。
夜休んでも目が開いたまま

寝なければなりません。
これも難儀だし、目玉を出したら

グッとへっこんで落ち込んでしまう。
「そういうのを主人に見られるのは辛い。
うまれもつかない片輪になってしまった」と、

泣いて泣いて暮しておられたのです。
四年間、「そんな辛い悲しい私は不幸だ」

とばかり思っているから、
本当にそのようになってくるのです。
今度動脈瘤ができて、

お医者さんに診てもらいましたら、
「あなたのはもう手術できません」。


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