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~ 恩師の「講演集」より ~
講演集、 一
「何ものをも求めない無償の行為」
先の続き・・・
では、一体どのようにすればいいかと言いますと、
「全くの無償の行為」つまり何ものをも求めず
「ただ、させていただく」のです。
させていただくのみの善なる行為であることです。
人に喜んでほしい、お礼を言ってほしい、更には、
お礼をいただきたいという思いを
少しでも持ちますと、あとで自分を苦しめなくてはなりません。
神は私達の僕として大いなる愛を与え給います。
私達は神の僕として生まれさせてもらったのならば、
人々の僕として生き、ただ、
させていただくのみの行為をすれば、裏切られようが、
そのまま走り去って行こうが、
腹は立たないのですね。
その時善い行いをして、天の蔵に宝物を積むことができます。
腹を立てたら赤字一杯ですよ。
寒い雨の中を大奮闘したから宝を積んだだろうと思っても、
三日も四日も腹を立てていたら、
前の分の宝も全部出してしまって大損害です。
天の蔵には無償の愛、
ただ、させていただくその行為だけが宝となって積まれます。
何ら求める心なしに善い行いをすることです。
自然はすべて自分自身が「在る」ことによって他を生かします。
野菜もお米も在ることによって私達を養ってくれます。
私達が自然界の中のいろんな栄養分を吸収する為に、
実ってくれるのですね。
人に親切にするのは、川に泳ぐ魚に餌を与える如く、
何の求める心を持たず、
ただ与えさせいただくことです。