生涯いちエンジニアを目指して、ついに半老人になってしまいました。

その場考学研究所:ボーイング777のエンジンの国際開発のチーフエンジニアの眼をとおして技術のあり方の疑問を解きます

処暑(8月23日から9月7日ころまで) ひぐらしの声

2020年09月01日 08時18分05秒 | 八ヶ岳南麓と世田谷の24節季72候
八ヶ岳南麓の20年前と今を考える

処暑(8月23日から9月7日ころまで)
ひぐらしの声




 ひぐらしの鳴く声は ほぼひと夏中聞くことができる。
小学生の頃に東京でオスメスともに捕まえるのには苦労をした覚えがある。昆虫採集で、にいにい蝉やミンミン、アブラ蝉は簡単なのだが、こいつにはてこずった。何せ、夏休みの終わりの頃にしか現れない。しかし、ここでは最初に鳴きだすのも、ひぐらしなのだ。蝉はやたら多い年とそうでもない年があるのだが、やはり年々少なくなってゆくのだろうか。食物は樹液なのだから、それが減っているようには思えない。何が原因なのだろうか。
 最近は、蝉取りをする小学生を見かけることはないので、蝉にとっては好都合なのだが。


綿柎開 (処暑の初候で、8月23日から27日まで)
赤ゲラ、小ゲラ




 朝方に木をつつく音を時々聞くことができる。しかし、眼にする機会は減ってきたように思う。お向かいの屋根の下には、CDがひらひらと舞っている。何度直しても、こいつらにつつかれて穴があいてしまうとのこと。
 家を作った時に切り倒した丸太には膨大な数の虫が巣くっていた。板にするためには、木の皮をはがして暫くの間乾かさなければいけない。皮を剥ぐのが遅くなると、虫は異常な早さで繁殖をして、木の表面を台無しにしてしまう。白いウジ虫のようなものだが、成虫が何かは知らない。虫は縦方向に木の皮の裏を食べてゆく。アカゲラはらせん状につついてゆく。非常に合理的な見つけ方をしているのだ。
 あれから20年、アカゲラは勿論、コゲラの数もめっきりと減ってしまった。雑木林は相変わらずなのだから、他に原因があるはずなのだが、分からない。やはり、気温のせいなのだろうか?最近の夏は、標高1150mでもクーラーが恋しくなる。





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