昨日は初一(旧暦1月1日)から数えて5日目の初五。
この日は初一に次ぐうるささにぎやかさでした。
なんでやろ?と調べてみたら諸説あるようで、この日が福の神の誕生日だとか、1年に一回しか来ない怠慢な福の神が唯一やって来る日だとかで、いずれにせよ花火や爆竹を鳴らし福の神を招くという風習があるそうな。
初一ほどではないにせよ、家の前でもガンガン花火が上がってました。
さて、こんなタイトルつけといてなんですが、今日は北京で食べたご飯の記録を少々。
なかなか美味しいお蕎麦が食べられるお店があるというので、早速行ってきました。
二十一世紀飯店の中にある、その名も『蕎麦人』。
店名からしててっきり日本風の店づくりかと思いきや。
意外にも間接照明バリバリのゴージャス系。
注文すると程なくして。
やっちゃん注文のマグロ中落ち丼&蕎麦セット。
やっちゃん、先に食べ始めたのでお味を聞くと、お蕎麦の味はなかなかいけるらしい。
私の頼んだ“卵とじ蕎麦”も期待できそうだ。 まだかな? まだかな?
・・・・・
やっちゃん、半分食べ終える。
卵とじ蕎麦、まだ来ず。
・・・・・
やっちゃん、完食。
卵とじ蕎麦、来る気配なし。
ようやくここで忘れられていると気づき(遅いって!)、すぐに持ってきてとお願いしたら。
すぐに来た。
その時やっちゃんはすでに。
サービスの食後のコーヒー満喫中。
肝心の卵とじそばのお味ですが、お蕎麦は美味しいものの、お出汁は普通。
このお店は、せいろそばとかそのままのお蕎麦の味を楽しむ方がいいかも。
さて、私にもどうやらサービスのコーヒーがつくようなので、「同じくホットコーヒーを」とお願いすると。
店員「アイスコーヒーはいかがですか?」
・・・は?
いや、私はホットコーヒーをお願いします。 このくそ寒い時にはやっぱりホットをいただきたいと思います。
すると。
店員「ホットコーヒーのカップの在庫がなくなりまして・・・」
ここまでくると、誰かの陰謀かと疑ってしまうぞ。
というわけで。
アイスコーヒーをすすりました。(味は美味しかった)
お蕎麦はこんな風にちゃんとお店で作っているので、今度はお蕎麦本来の味を楽しみたいと思います。
さて、気を取り直してもう一軒。
1月21日、北京に到着したその夜に、やっちゃんの友人2人が歓迎会を開いてくれました。
場所は『1949 THE HIDDEN CITY』。
その名の通り1949年にできた工場の跡地を改装してできた場所で、いくつかのレストランやバーが集まり、中庭にはアーティストの作品が展示され、その雰囲気が外国人や芸術肌の人々に人気!とあるけど。
芸術的センス皆無の私にとって、暗闇に突如現れるオブジェはむしろ恐怖でしかない。
この日は北京ダックのお店へGO。
黒服のお姉さんに案内された先は。
おおっ! これぞ素敵チャイナ!
お食事はどれも美味しく、ワインの品ぞろえも豊富、そしてスタッフのサービスもgood(←これ、とっても大事ネ)。 ま、サービス料は取られるけど。
さて、お食事を楽しんでいたら、突然真後ろで。
ごぉぉぉぉぉ~ん!
いきなりの銅鑼の音に何事かと思ったら、スタッフが「北京ダック様のご到着ですよ」と知らせてくれたのでした。
目の前でカットされる北京ダック。
皮も程よくパリパリで、ジューシー、うまうま。
このうずまきは何かといいますと、北京ダックにつけるタレ。
目の前で3種類のソース・トッピングをうまく混ぜ合わせてきれいな渦巻きにしてくれるのも、見ていてなかなか楽しいものでした。
素敵な雰囲気に、美味しい食事とお酒。
そう。 ここまでは完ぺきでした。
・・・が。 私がトイレへ向かった時のこと。
女性用トイレが2つとも使用中だったので待っていたら、男性スタッフが
「男性用を使ってもいいですよ。同じつくりだから」
と案内してくれました。
私 「いいんですか? ほんとに大丈夫ですか?」
スタッフ「大丈夫。 さ、どうぞ」
というわけで、男性トイレの扉を開けたら。
おっさんが使用中だった。
(写真はイメージです。本文とは関係ありません。 : ロケ地 『1949』)
慌ててドアを閉め、「人がいるっ!」とスタッフに訴えると、スタッフもビックリ仰天、おろおろして
「なんで、鍵が開いてるのに人が・・・?」
こっちが聞きたいわ。
(写真はイメージです。本文とは関係ありません。 : ロケ地 『1949』)
そのトイレは個室がとても広く中に大きな仕切りがあったので、恐ろしい光景を目の当たりにせずに済んだのは、不幸中の幸いと言っても過言ではないでしょう。
で、そのスタッフが次にとった行動はと言うと。
「じゃ、こちらの男子トイレをお使いください」
・・・あんた、まだ男子トイレを案内するか?
というわけで、この日私が学んだことは。
『男子トイレには男子がいる』
至極当然だが、実に深い教訓である。