海抜3400mに位置するペルー クスコ。
青空が近いっ!!!
山肌にはびっしりと家々。
細い坂道は、こんな感じ。 家がぎっしり。
少し歩くだけでも息が切れます。
そんな路地で出会うのは。
民族衣装に身を包んだ女性。 この方々は観光客相手ですね。
たいてい、小さなリャマを連れたり、右の写真に至っては3人がリャマを小脇に抱えていたり。
その、リャマ。
リャマと見せかけて違う動物を連れている時もあるのだとか?
いったい何を連れてるんや???
観光スポット『アルマス広場』に集まるのは観光客だけでなく地元の人もいっぱい!
・・・だけど、高地だけにとにかく日差しが強い! あっという間に顔が日焼けで真っ赤になるほどの強烈な日差しにも関わらず、みなさんのんびり。
いやはや、さすが地元のみなさん。
皮膚も目もそして高地対応の肺も、私のそれとはまったく別物なんでしょう。
一見日本の鳩と変わらないこちらのお方もも、強靭な皮膚、羽毛、目に加え、たくましい肺をもったスーパー鳩に違いない。
さてさて。 はるばる来たからにはクスコを観光しなくては!
この細~い路地にも関わらず結構な人が集まっているのには理由がありまして。
この石壁のどこかに、有名な『12角の石』が!
(敢えて断るまでもないと思いますが、写真に写っているのは私たち夫婦ではありません)
カミソリの刃1枚通さない!というレベルの精巧さ。 ぴっちりと積み上げられた石材。
四角の石だけでなく、12角の石をもここまでぴったりに積み上げる技術の高さに驚くばかり。
・・・と、12角でもびっくりなのに、どうやらそれを上回る『14角の石』が存在するのだとか!
こちらがその、14角の石! すごいぞ~!!!
・・・なのに、観光客はゼロ。 なんで???
小さいから?
さて、雨季のクスコ。
先ほどまで青空と白い雲だったのが、あれよあれよと雨雲が。
サント・ドミンゴ教会がなんだかおどろおどろしく見えてしまう。
本来なら観光スポットでもあるこの教会を参観したいのですが、残念ながら私たちが向かうのは教会ではなく、そのほど近くにある『アマゾナス航空』のオフィス。
移ろいやすい(?)南米のフライトなので、念のため直接オフィスに出向いて、2日後に乗るフライトのリコンファームしておこう!というわけ。
で、アマゾナス航空のおばちゃんスタッフ。
私たちのフライトをチェックして、おもむろに一言。
「このフライト、キャンセルされてるネ!」
・・・は?
きゃんせる???
が~~~~ん・・・。
(写真はイメージです。 本文とは直接関係のない、全力で昼寝をしているクスコの方です)
いやはや、フライトキャンセルや変更は南米ではよくあることと覚悟していったけど、いきなりその洗礼を受けるとは。
・・・で。
素敵なクスコ市内を観光もせず、その後私たちが何をしていたかと言いますと。
ひたすらフライトスケジュール調整。
ここからは細かい話になりますので、興味のない方はさくっとすっ飛ばしてくださいませ。
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この2日後、私たちはここクスコ(ペルー)からまずラパス(ボリビア)に飛び、そこからラパス(ボリビア)→ウユニ(ボリビア)とフライト移動の予定です。
その、ラパス→ウユニの夕方の便がキャンセルとなり、夜8:00以降にウユニに着く便しか残っていないとのこと。
一つ目のフライトは、7:40クスコ→9:40ラパス着。
ということは、ラパスに着いた朝の9:40からウユニ行きの夜7:00までず~~~~~っと小さいラパス空港で過ごさねばならんということか!?
街をぶらぶらしながら相談する私たち。浮かんだのは以下の2つの案。
案その1: ラパスでの滞在時間を利用して、現地の半日ツアーに参加する。
案その2:思い切って7:40クスコ発のフライトを遅らせて、クスコをもう少し観光してからウユニに移動する。
・・・がしかし、いずれにしてもウユニに着くのは夜。
最大の目的地、ウユニ滞在時間が短くなるのが残念でならない。
実はペルーに来る前に既に一度、にっくきアマゾナス航空がフライトをキャンセルしたため予定変更を余儀なくされ、ウユニ滞在時間が当初の予定より短くなっていたのでした。それがさらに短くなるなんて・・・!!!
その時ふと思い出したのが、アマゾナスのおばちゃんスタッフがやたらと「“午後の”便は夜の便しかないネ!」と、あえて“午後”という単語をねじ込んでいたこと。
・・・よく考えると不自然やな。
そこで、アマゾナス航空のサイトを再度チェックしてみると。
(写真はイメージです。 実際のアマゾナス航空の画面はこんな手書きではありません)
うぉぉ~!!!!!
12:15ラパス発という、めっちゃ時間的にもバッチリな便があるやんけっ!
アマゾナスのおばはん、なんでそれを言わんのだっ!!!
アマゾナスのおばはんに先ほど軽くあしらわれた私たち。 ここはプロのお力を借りよう!と向かった先は、『ホットホリデー クスコ支店』。
実は今回の南米フライト手配はこちらの会社にお願いしていたのです。
オフィスで事情を説明し、12:15のフライトに変更できないかと話す私たち。
ところが、意外なお返事が。
「高地に位置するクスコでは、雨や霧の影響で朝の便はまず遅れると思って間違いありません。ひとつめのフライトが遅れると、12:15ラパス→ウユニ に乗り遅れる可能性も大。さらに1つめのフライト クスコ→ラパスは国際線なので、ラパスでの入国手続きなどの時間を考えると、ちょっとリスクが高いかと・・・」
・・・そういうことやったんか。
アマゾナスのおばさま。 12:15の便を勧めなかったのはそういうことだったのですね。(たぶん)
無知な私の先ほどの暴言をお許しくださいませ。
悩む私たち。 はてさて、どうするべきか・・・。
リスク覚悟で12:15の便に変更するか、あるいは確実な夜便でウユニに向かうか。
結果。
「12:15のフライトにしま~っす!!!!!」
ウユニでいっぱい遊びたい!!!
理由はただそれだけ。
フライトが遅れ12:15の便に乗れなかったら、今度は自腹で19:00の便を新たに購入するしかないらしいけど、ここはもう遅れないことを祈るしかない!
さあ、さあ! 12:15のチケットを我らに~!!!
・・・というわけにはいかないのでした。
その時点で17:00を過ぎていたため、アマゾナス航空はちゃっちゃと店じまい。
(アマゾナス航空、もっと働かんかいっ!)
チケット変更手続きは翌日に持ち越しとなりました。
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ま、とりあえず今日できることはやったし。
地元のペルー料理をもぐもぐ。
ペルービールをぐびぐび!
・・・といきたいところですが、高地にいるせいか食欲もいまいち。
あろうことか私たちがこの大瓶1本を飲みきれないという体たらく。
(あ、そもそも高地ではアルコールを控えなきゃいけないんだった!)
雨も上がったアルマス広場。ライトアップされて美しい~。
数々の観光名所を訪れる暇もなく、ひたすらスマホ片手にアマゾナスのフライトとにらめっこ。
こうしてクスコ1日目は過ぎて行ったのでした。
果たして、フライトはいったいどうなるのか?
そして翌日はいよいよ憧れの『マチュピチュ』へ!
続きはまた今度。
≪詳しい旅行記、細かい写真は4トラベルで書いています≫