ささやかな幸せ

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「東山魁夷 唐招提寺御影堂障壁画展」

2021-05-26 23:44:32 | 美術鑑賞
「東山魁夷 唐招提寺御影堂障壁画展」 2021年4月24日~6月6日 神戸市立博物館
開館時間=9時30分-17時30分  休館日=月曜日
 唐招提寺御影堂障壁画なんて、記憶にあるだけで2回は見ている。「また、今更」と思ったが、友達に誘われて行ってみた。「いいものは何回見てもいい」というのは、わかる。が、歳を重ねて、感じ方が変わったのか胸に迫るものがあった。
 長谷川等伯の松林図屛風のように。若い時は、「なんやこれ?幽霊みたいにぼやっとして。これが国宝?」と思ったが、歳をとって見たら幽玄の世界に引き込まれた。それと同じように障壁画も若い時は、ただ美しさや迫力に圧倒されるだけだった。今回は、魁夷が盲目の鑑真を鎮魂するために視覚以外の感覚でも感じることができるように描いたのではないかと思った。
 「濤声」では、波の音、潮風のにおい、頬にあたる波しぶきを。「山雲」では、清澄な空気、滝の音、鳥の鳴き声、霧の湿り気を。「揚州薫風」では、風の感触、水のにおい、柳の葉のすれる音を。
 障壁画と下絵のみという展覧会だったが、じっくり見ることで味覚以外の五感すべてを絵から感じた。高校の大先輩である東山魁夷画伯は、やはり偉大だ。

「山雲」






「濤声」




 博物館の中にあるTOOTH TOOTHの凸凹茶房でお茶。

無花果餡のマカロンショコラ オリーブグラッセを添えて・ 八女抹茶のオペラと赤すぐりのクリスタルリゼ・ 凸凹最中の丹波黒豆フロランタン ミルクアイスでパフェ仕立て・ ほうじ茶のカヌレ -火男-・ 凸凹あんみつ フランボワーズとキルシュの香り ベルジョワーズの黒蜜と
中身を知らず食べたので、オリーブのグラッセが何かわからなかった。私は最中が好き。丹波黒豆とアイスの取り合わせがいい。アイスに穂紫蘇がのっているので、アイスにかすかに紫蘇の香りがするのも良し。お友達は、オペラが気に入っていた。


和紅茶を選んだら、素敵な鉄瓶でやってくる。

今度は、特別室でアフタヌーンティーを食べてみたいな。そして、日本茶を味わおう。
コメント
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