「ハザカイキ」の感想 ネタバレあり

　丸ちゃんの舞台を見に行ってきた。


「ハザカイキ」　2024/4/27～5/6　森ノ宮ピロティホール


　芸能記者の菅原裕一（丸山隆平）が追うのは国民的人気タレント橋本香（恒松祐里）と人気アーティスト加藤勇（九条ジョ―）の熱愛疑惑。このスクープをリークしたのは、香の親友である野口裕子（横山由依）だった。
　菅原には、同棲している恋人鈴木里美（さとうほなみ）と親友である今井伸二（勝地涼）がいる。
　香の父である橋本浩二（風間杜夫）は、もともと人気俳優であったが、今は引退し、香のマネージャー田村修（米村亮太朗）と香のマネージメントをしている。浩二は香が幼い頃、不倫をスクープされ、芸能界から姿を消した過去があるため、香がスキャンダルを起こさないように気をつけている。浩二と離婚した、香の母智子（大空ゆうひ）は、元女優で今はスナックのママとして働いている。
　そんなある日、勇が不祥事で芸能界から追放され、事態が急変する。

　ネタバレありの感想。まとまりがなくて、すみません。

　恒松祐里さんが、すごかった。始めは、自分を持っていない、流されていくような女の子だったが、記者会見を開くときには、激変。鼻水をたらしながら、長科白を吐く姿は、鬼気迫るものがあった。記者会見が終わるときの姿は、凛として美しかった。澄んだ歌声もよかった。
　風間杜夫さんの存在感にはビックリ。始めは、嫌なオヤジだったが。いるだけで場が引き締まるというか。風間さんが出演していた昔のドラマ「スチュワーデス物語」の話が出てきて、知っている私は思わずニヤリとしてしまった。
　ホステスの日高ボブ美さんが、すごくいい味を出していて、よかった。ファンになりそう。
　太鼓持ちのところがある九条ジョ―さんの勇が、観客に背中の入れ墨を見せて香に迫る姿が次への伏線となっていた。
　サウナでの丸ちゃん、お腹がワンパックではありません！うっすら腹筋の影がありました！
　一幕の最後、観客の方にカメラを構える丸ちゃんがかっこよかった。橋の上からふっていくる風間杜夫さんのゲロを浴びながらカメラを構える姿にスクープをとってやるという覚悟を感じた。フラッシュで暗転する演出もよかった。
　とにかく場面転換が多いがスムーズに転換するのがスゴイと思った。
　熱愛スクープをものにした菅原が、ホステスへのセクハラで批判を受ける。ネタをもらっときながら、リークした香の親友をきもいと笑う菅原達。橋本浩二は、自分を敬愛していたと思っていた香のマネージャーからパワハラで訴えられる。香の母は、実は、橋本浩二の不倫の前に不倫をしていた。ともう、立場が逆転したりして、何が何だか。正しいことがなんなのか、糸がこんがらがっている感じで。
　ＳＮＳの恐ろしさ、皆が正義のように叩く姿が怖かった。警察署の前や記者会見での謝罪の場面のフラッシュが怖かった。　
　本当に、いろいろと考えさせられ、頭がまとまっていない。

　丸ちゃんが「里美」というところを「みさと」と言い間違えてなかったけ？一緒に出兼している青山美郷さんと熱愛していないよね？？？