『進化の法則は北極のサメが知っていた』 渡辺佑基 河出書房新社
2016年、北極の深海に生息する謎の巨大ザメ、ニシオンデンザメが400年も生きることがわかり、科学者たちの度肝を抜いた。このサメはなぜ、水温ゼロ度という過酷な環境で生き延びてこられたのか?そして地球上の生物は、なぜこんなにも多様に進化したのか?世界の極地を飛び回る気鋭の生物学者が「体温」を手がかりに、すべての生物の生き方を決定づけるメカニズムに迫る!
わかりやすく、おもしろかった。バイオロギング(動物たちにカメラや計測器をつけて行動を記録する)の苦労話などフィールドワークでの話もおかしい。
私は、数式が美しいとかいう人が理解できない。しかし、ジェームズ・ブラウン博士の代謝量理論は、シンプルで美しいと思った。どうして、あんなことが思いつくのか。
それにしても、ニシオンデンザメって、寿命が400年で、性成熟に150年って!江戸時代に生まれたサメが今も生きているなんて。ニシオンデンザメは、北極の深海に適した生活や体をしていることがわかったが、生き物ってすごいなあ。
『バイオロギングで新発見!動物たちの謎を追え』 佐藤克文監修 中野富美子構成・文 あかね書房
小さなカメラや記録計を体につけて、野生動物の見た世界や行動を記録する「バイオロギング」。この研究方法で、サケは産卵中に心臓が止まっていたり、ヒラシュモクザメは、傾いて泳いでいたり、アメリカアリゲーターは時間的に2~29%しか動かなかったり、マッコウクジラは体を縦にした状態で寝ていたりなど、知られていなかった動物たちの謎がつぎつぎと明らかになっている。それぞれの研究者の取り組みを紹介しながら動物たちの意外な生態に迫る一冊。
写真絵本。バイオロギングをわかりやすく説明し、思わぬ生きものの生態、バイオロギングの成果を教えてくれる。
バイオロギングは、日本で生まれた造語とは知らなかった。
私は、何より巻末の研究者たちの子どもたちへのメッセージがよかった。
2016年、北極の深海に生息する謎の巨大ザメ、ニシオンデンザメが400年も生きることがわかり、科学者たちの度肝を抜いた。このサメはなぜ、水温ゼロ度という過酷な環境で生き延びてこられたのか?そして地球上の生物は、なぜこんなにも多様に進化したのか?世界の極地を飛び回る気鋭の生物学者が「体温」を手がかりに、すべての生物の生き方を決定づけるメカニズムに迫る!
わかりやすく、おもしろかった。バイオロギング(動物たちにカメラや計測器をつけて行動を記録する)の苦労話などフィールドワークでの話もおかしい。
私は、数式が美しいとかいう人が理解できない。しかし、ジェームズ・ブラウン博士の代謝量理論は、シンプルで美しいと思った。どうして、あんなことが思いつくのか。
それにしても、ニシオンデンザメって、寿命が400年で、性成熟に150年って!江戸時代に生まれたサメが今も生きているなんて。ニシオンデンザメは、北極の深海に適した生活や体をしていることがわかったが、生き物ってすごいなあ。
『バイオロギングで新発見!動物たちの謎を追え』 佐藤克文監修 中野富美子構成・文 あかね書房
小さなカメラや記録計を体につけて、野生動物の見た世界や行動を記録する「バイオロギング」。この研究方法で、サケは産卵中に心臓が止まっていたり、ヒラシュモクザメは、傾いて泳いでいたり、アメリカアリゲーターは時間的に2~29%しか動かなかったり、マッコウクジラは体を縦にした状態で寝ていたりなど、知られていなかった動物たちの謎がつぎつぎと明らかになっている。それぞれの研究者の取り組みを紹介しながら動物たちの意外な生態に迫る一冊。
写真絵本。バイオロギングをわかりやすく説明し、思わぬ生きものの生態、バイオロギングの成果を教えてくれる。
バイオロギングは、日本で生まれた造語とは知らなかった。
私は、何より巻末の研究者たちの子どもたちへのメッセージがよかった。