ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
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「甲斐荘楠音の全貌」「リュイユ」「コレクション展」

2023-04-07 10:28:29 | 美術鑑賞
 娘が産院から退院するまでにと慌てて行った国立近代美術館のレポートです。


四条大橋から見た鴨川


岡崎の慶流橋から東山をのぞむ ぎりぎり桜の散る前かな

「甲斐荘楠音の全貌 絵画、演劇、映画を超越する個性」 2013年2月11日-4月9日 京都国立近代美術館
開館時間=10時~18時  休館日=月曜日

「かいのしょうただおと」と読む。私は、知らなかった。美人画を描き、やがて映画界で時代考証などで活躍した。美人画は、ちょっと情念がこもってそうで怖い。そして、第五章「越境する人」は、圧巻。映画のスチール写真とそれに写っている衣装がずらりと展示されている。こうもりや飛び魚をモチーフにした大胆なデザインやラメの入っている衣裳など楠音の手がけた衣裳はすごい!そして、東映さん、よくぞ衣裳を残してくれていました!


左端 「女人像」 かわいい
中上 「虹のかけ橋 七妍」 未完とか。豪華。
中下 「畜生塚」の前でポーズをとる甲斐荘楠音
右上段 「旗本退屈男 謎の暗殺隊」衣裳 デザインが斬新
右二段目 大夫に扮した甲斐荘楠音
右三段目 「露の乾ぬ間」 表情がいい
右下段 「春」


右上 「横櫛」 少し怖い。私は展示替えで見なかったが、この後に描いた広島県立美術館の「横櫛」は美人画の雰囲気
右下 「幻覚(踊る女)」 化けものっぽいというか、取りつかれたというか、情念が怖い感じ。
中上 「旗本退屈男 謎の暗殺隊」衣裳 横の女性はスケッチブックから
中二段目 大夫に扮した甲斐荘楠音
中三段目 「毛抜」
中下右 女形の役者に扮する甲斐荘楠音
中下左 「遊女」
左上 「女人像」
左中 「畜生塚」の前でポーズをとる甲斐荘楠音
左下右 「春」 色っぽく、けだるい
左下左 「畜生塚」 未完らしい

●「島原の女」 怖い。ちょっと笑っているところとか。念が強そう
●「娘子」 思春期のつんつんさが絵に現れている感じがする
●「歌妓」 屏風の右端のみに美人さん。大胆な構図。好きな作品
●「籐椅子に凭れる女」 国威から透ける肌が艶っぽい
●「桂川の場へ」 文楽で見た「桂川連理柵」の娘の思いつめた一途な感じが出ている

「リュイユ フィンランドのテキスタイル トゥオマス・ソパネン・コレクション」 2023.1.28-4.16

「採れたての作物」 ウフラ=ベアタ・シンベリ=アールストラム

 リュイユとは、フィンランドの毛足の長いウールの織物のこと。「へっ、織物?」と思ったが、深い色合いや造形に魅せられた。甲斐荘楠音展と同時開催されていたから見たが、よかった。




上段右から
「緑の朝」「採れたての作物」「4色Ⅳ」 ウフラ=ベアタ・シンベリ=アールストロム
下段右から
「銅」 ウフラ=ベアタ・シンベリ=アールストロム
「赤い塔」 リトヴァ・ブオティラ


大きな作品で右から
「氷瀑」 メリッサ・サンマルヴァーラ
「炎火」 メリッサ・サンマルヴァーラ
「紅葉」 メリッサ・サンマルヴァーラ


「ファサード」 イルマ・クッカスヤルヴィ 好きな作品


「おとぎの国」 アイノ・カヤニエミ 空想の翼だ。


「悲しみ」 アイノ・カヤニエミ こんな形にするなんて

「コレクション展」
相変わらず私は変なのが好き。

「涙滴収集器」 アントネッラ・ピモンテーゼ こんなんで涙を集められへんがな


「喜びと恐れのマスク」 青山悟 ブラジャーみたい


「TO THE FOREST -MARIONETT-」ひろいのぶこ


「絹のバ・レリーフ」 シェイラ・ヒックス






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