この季節になると高校野球が気になる。うちは、家族4人が兵庫県内の高校出身だが、皆出身高校が違う。子どもの母校は敗退したが、夫と私の母校はベスト16に残っていた。しかし、敗退してベスト8には入れず。残念だが、愛校心がうずいた。
『ツミデミック』 一穂ミチ 光文社
コロナに翻弄された人たちの人生を描く短編集。
コロナがきっかけのちょっと人間の裏側や怖い部分が描かれている。直木賞受賞作だけあって、上手い。
私は「特別縁故者」「祝福の歌」「さざなみドライブ」がよかった。「さざなみドライブ」の穴のような目が怖い。「ロマンス」の主婦の壊れようが怖い。
『家族だから愛したのじゃなく、愛したのが家族だった』 岸田奈美 小学館
父は急逝、母は車椅子ユーザー、弟はダウン症という岸田奈美さんのエッセイ集。
ツイッターで「弟さんが一生分の大金を手に入れたので、使ったときの話」を読んで、感動。河合優実さん、錦戸亮ちゃん、坂井真紀さん、吉田葵くん、美保純さんと芸達者ぞろいでNHKでドラマ放送があり、それがおもしろいので興味を持って読んだみた。
ベタだが、おもろくて、ほろりとする。笑って、泣く。
「生きるとはがんばることではなく、死なないという選択を繰り返しただけ」「死ぬ方は楽、しんどいのは残された方」「自分が嫌いだと他人に評価を求めようとする」「絶望は他人の応援の言葉でめったになくならない」「悲観は気分、楽観は意思」「サポートとは相手に押し付けるものじゃなくて相手を手伝うこと」岸田さんや周りの人から金言があふれ出る。それが、笑いにまぶされているのだから、言わずもがな。
ただ単におもしろいだけの話、ミャンマーやニューヨークの障碍者への手助けの違いなどバラエティに富んだ内容でおもしろい。おススメ。
ちなみに岸田さんは、神戸市出身である。
『ツミデミック』 一穂ミチ 光文社
コロナに翻弄された人たちの人生を描く短編集。
コロナがきっかけのちょっと人間の裏側や怖い部分が描かれている。直木賞受賞作だけあって、上手い。
私は「特別縁故者」「祝福の歌」「さざなみドライブ」がよかった。「さざなみドライブ」の穴のような目が怖い。「ロマンス」の主婦の壊れようが怖い。
『家族だから愛したのじゃなく、愛したのが家族だった』 岸田奈美 小学館
父は急逝、母は車椅子ユーザー、弟はダウン症という岸田奈美さんのエッセイ集。
ツイッターで「弟さんが一生分の大金を手に入れたので、使ったときの話」を読んで、感動。河合優実さん、錦戸亮ちゃん、坂井真紀さん、吉田葵くん、美保純さんと芸達者ぞろいでNHKでドラマ放送があり、それがおもしろいので興味を持って読んだみた。
ベタだが、おもろくて、ほろりとする。笑って、泣く。
「生きるとはがんばることではなく、死なないという選択を繰り返しただけ」「死ぬ方は楽、しんどいのは残された方」「自分が嫌いだと他人に評価を求めようとする」「絶望は他人の応援の言葉でめったになくならない」「悲観は気分、楽観は意思」「サポートとは相手に押し付けるものじゃなくて相手を手伝うこと」岸田さんや周りの人から金言があふれ出る。それが、笑いにまぶされているのだから、言わずもがな。
ただ単におもしろいだけの話、ミャンマーやニューヨークの障碍者への手助けの違いなどバラエティに富んだ内容でおもしろい。おススメ。
ちなみに岸田さんは、神戸市出身である。
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