ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
毎日小さな幸せを見つけて暮らしたい。

『名画を見る眼』『無人島ロワイヤル』『どうしてパパとけっこんしたの?』

2024-10-22 07:36:13 | 
『カラー版 名画を見る眼Ⅰ 油彩画誕生からマネまで』 高階 秀爾  岩波新書
 名作はどのように生まれたのだろうか? 本書は、西洋絵画の本質について一歩進んで理解したいとする人びとの願いに応えて執筆された西洋美術鑑賞の手引きである。一枚の絵に隠された芸術家の意図、精神性を探りながら歴史を一望する。
 私は知らなかったが、著者の高階先生は、知る人ぞ知る重鎮なのだとか。昔書かれたものを絵をカラーにして。
 カラー版で絵があるので、わかりやすい。また、こんなところにこんなものが描かれていたのか とか、これには約束事があったのか とかなど、説明してもらえるのでわかりやすい。Ⅱもあるが、Ⅰに比べて私には少し難解だった。でも、おもしろい

『無人島ロワイヤル』 秋吉理香子 双葉社
 「無人島に3つ持っていくとしたら?」初夏の夜、この定番の他愛ない話題で盛り上がっていたバーの常連たちは、マスターの告げた一言「俺、無人島持ってるよ」でさらに沸く。かくして、彼らは3つのアイテムのみを手に無人島を目指すことに。だが、一夜明けると、マスターとヨットは消え、代わりにビデオメッセージが残っていた。「これからバトルロワイヤルをやってもらいます」 そして、最後に残った一人には「10億円の賞金」がもらえるという――。
 裏切りが怖い。下司さがなんともいえない。紅一点のりりこには、とことんおバカキャラを演じてもらいたいところだが、途中から覚醒するのだ。
 最後にバーのマスターの一人語りが聞きたいところだ。
 果たして、私ならば無人島に何を持っていき、誰を信じるか?
 
『どうしてパパとけっこんしたの? どうぶつたちそれぞれのこたえ』 桃戸栗子 福音館書店
 動物によってそれぞれ違う求愛行動。メスはどうやってオスを選ぶのか……動物の生態をベースにしつつ、ユーモアあふれる親子のやりとりが楽しい内容。
 絵本。へぇー、そうなんだと思うことたくさん。動物によってプロポーズは違うのね。最後のタヌキの答えには、大人はちょっと心揺さぶれるかも。関係ないが、ゴリラがイケメン。
 一歳半の孫に読んだら、パパという単語が出てくるたびにパパを指さし、ニッコリしていた。動物がたくさん出てくるし、繰り返しがあるので好きみたい。幼稚園くらいの子は「ママは、どうしてパパとけっこんしたの?」と親に聞くらしいが、まだ孫はしゃべれないので、聞いていない。
 
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