茨城から八ヶ岳南麓へどどんぱっ

今までのタイトルがブログの内容に合わなくなってきたので、模様替え。

原発が無事終息に向っても。。。

2011-03-19 23:39:34 | Weblog
本日の深夜の東京消防庁の方の記者会見。

本日の作業について聞かれた、現場で作業した人の一人が、
「一番、大変だったことは、、、」
そういって、暫く言葉がでなくなった。
彼の喉元を大きな感情の波が押し寄せてきていることは明らかだった。

やっとしぼりだすように発した言葉は、
「隊員です、、、」

必死にくいしばる小刻みに震える顔、
感情の流失を精一杯抑えながら、、更に、やっとふりしぼって出した次の言葉は、
「(隊員の)家族の皆さん、すみません」

心に鉛が打ち込まれたような衝撃が走った。
どういうことだか、誰もがわかるよね?
心が引き裂かれるような残酷な話。

暗黙の了解?
誰もが、わかっていながら、
気づかないふりして、
深刻でないふりして、
そのことに誰も触れなかったけど、、、

生身の人間の言葉を今回の一連の騒動の中で、
初めて聞いた。
あまりにも悲痛な当事者の声を。

原発の専門家、解説者、
のほほんと、拍子抜けするほど、
平和そうに状況を語っている。

今のこの事態は最悪の状態ではないの?
心配してる自分の方がおかしいのか?
とさえ、自分とテレビに登場してる人々との温度差に
違和感を感じていた。

やっと、危機感のない夢の国の人ではない、
現実の世界に生きてる人に遭遇した安堵感。
だけど、その現実の世界の事実は、
あまりに重い、逃げ場のない現実。

原発に勤めている人なら、ある程度の覚悟はあるかもしれない。
でも、消防署で任務をこなしている人には、、、

突然の振って沸いたような
原発での自らの命と引き換えの作業。

「彼らはプロ意識が高いですから、、、」
前出の消防署員の続いた言葉。

言葉として発せられてない、
隠れた部分の言葉にこそ、真実がある。

消防署員の方の数少ない言葉、
言わないからこそ、その真実の輪郭がはっきり浮かびあがり、
残酷な事実を国民に知らしめる。

消防隊員だけではない。
外部電力を敷地内に配線工事してる作業員。
原子炉の近くの放射能はとても高かったはず。
彼らの被曝は?
全くその事実には触れてない、どの報道も。

命と引き換えの作業をしている人たちのおかげで、
私たち国民の命がギリギリ守られている。
それを都合よく、見てないふりしちゃってる。。

もしこの原発が無事、終息に落ち着いても、
都合よく忘れちゃいけない。

国民が見てないふり、
都合よく忘れちゃう限り、
原発は一生なくならないんだろうな。

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小笠原満男がっ!

2011-03-19 01:09:29 | Weblog
今、一般のニュースに出てた!
(スポーツニュースでなくって意味です)

「何か出来ることないかと思って、、、来ちゃいました。」
と、自らハンドルを握り、茨城、鹿嶋から、岩手の母校のある大船渡まで、
気になって、気がついたらここまで来ちゃった、、
そんな一途な思いが伝わってくる言葉でした。

そして、「何か出来ること、困っていることないですか?」
真剣な表情で被災者の管理者らしき人に申し出ていました。

そして、更に避難所にいる人々に、自ら話しかけて、
励まし、積極的にサインをしてました。
なんていうか、胸がいっぱいになってしまいました。。。

あの、小笠原選手が、、、
そう、あの、無口で(初対面の人には)
人見知りして、シャイな、あの小笠原選手が、、、
積極的に人々に話しかけている!

そして、サインも大の苦手で、
もらいにいっても逃げられることが多いのに、
(私も逃げられました、、)
自ら率先してやっていることに驚きました。

というか、、、
いえ、そんなコトはいいんです。
私が胸が熱くなったのは、サッカーのJリーグの選手。
もちろん、子供や一般人からは憧れの人。
スターです。
その人が被災地にいてもたってもいられず、
駆けつけて、現地の人を励ましている。
そのことに、胸が震えてます。

今回の小笠原選手の訪問、励ましは、
物質の救援ではなく心の支援です。
どれほど、元気づけられることか。
被災地を訪れてくれるスター選手に。

お金で支援を表明してる芸能人、有名人はたくさんいます。
それももちろん素晴らしいことです。
でも、小笠原選手は、まだ高速も開通してない、
一般道を通って、茨城から岩手までそれこそ何時間もかけて
被害の残る悪路を自ら運転していったのです。

言葉だけでなく、
お金だけでなく、
自らまず現地に赴いた。

真摯な目で自分にも何か出来ることないか、
現地で直接、問いかけ、支援を申し出た。
希望を失いかけてる人にスター選手の訪れに
明るさを与えました。
子供達は喜んでました。

やっぱり私が惚れこんだだけのことのある選手、
私は、この先もずっと小笠原満男を応援していく。

一生ついていこう、
そう思わせるもの持ってる人だ。


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