茨城から八ヶ岳南麓へどどんぱっ

今までのタイトルがブログの内容に合わなくなってきたので、模様替え。

言うならば、通り魔に遭ったようなもの。。

2011-05-16 22:53:24 | Weblog
職場での話。
昼休みが終わり席に戻ると、

ん、ん?
何か尋常でない光景が自分の席のすぐ近くにある。

後ろの席で働いている同僚が、声を張り上げて、
泣き叫んでいる。

何があったのだ?
誰もが気にはなっているが、
その同僚の席で電話応対してる上司の姿に、、

あぁぁ、、そういうことかと、何となく皆、悟る。

コールセンターの仕事をしていると、
誰もが一度や二度、いや、それ以上か?、
こういう目に遭う。

お客様に何か言われたのだ。

中には、不用意な言葉や、態度をとってしまったんではないかい?
と、その同僚自体を疑いたくなる人もいるが、
今回、泣き叫んでいる彼女は、
(ワタシから見て)Missパーフェクト。

応対の丁寧さ、対応の正確さ、きっちりした仕事ぶり。
全く非のつけどころのない素晴らしい仕事ぶりの先輩だ。(おまけに美人)

その彼女が不用意な発言や、失礼な態度をとるわけは
100%ありえない。

そして、その彼女の応対してる問題の相手が誰だかわかった。

ほんの1時間前に私が応対したお客だった。
あ、あのお客か、、
妙に納得した。

あの客をずっと相手にしてたら、まともな人間は神経を病む。。。
そう思った人だ。

ネチネチと粘着質の性格で、細かいことを何度も延々と繰り返し、
性格の卑らしさが、言葉の隅々に溢れ出ていた。
何度同じ説明をしても、ちっとも理解できない頭のよさ、
いい加減、説明も全て終わったんで、
電話を切ろうとすると、いや、まだ話は終わってないんだ!
の繰り返し。
5分で済む話を30分くらい延々と引き伸ばされて、
話がようやく終わった私は顔にちびまる子のようにタテ線が入っていた。

そして、その話が終わった後にお客様の話の内容を書き取るノートには、
「うるせー」
と一言だけ書いた私の文字が残っていた、
そのお客だった。

そして、彼女の応対の後を上司が変わるがわる、そのお客へ連絡して、
お客にお詫びの電話を入れていた。
(その彼女が)無礼な態度をとってしまって申し訳ない、と。

ありえない。。。
私ら会社の人間は100%そう思っているはずだ。
彼女が失礼な態度なんてとるわけがないってこと。

でも、お客サイドで、こちら側の無礼を責め立てられると、
言い返せない、サービス業の辛さってやつ?これは。

そして事の成り行きを見守っていると、
その無礼な態度の見返りとして?、
お客が購入しようとした商品の工事料金の値引きを上司は呑んでいた。

ふ~ん、、、
これは、もしかして、、?
私が思ったのは、
これはお客の作戦?

そう思わざるをえない。
さっき自分と話したとき、工事料金が高すぎる、、
とぶつぶつ文句を言ってたよなぁ、、、と。

何かイチャモンつけて、安くしようとしたのかな?
と、かんぐりたくなる。

怒ったもん勝ち?
サービス業って、こっちに非がない!と戦っちゃいかんの?
すご~く納得いかないんだけど。。。

いっつもそう。
お客が怒り出せば上司がひっぱりだされ、
お客の要求や言い分が通ってしまう。

私も全く理不尽なことでお客に一方的に怒られたことが
何度かあったなぁ。。

いつも気丈な彼女のあまりに激しく泣きじゃくる姿は、、、

ショックです。
怖いです。
こんなに(たぶん)一瞬にして、彼女をめちゃめちゃに打ちのめしたのは、
どんなひどい言葉を浴びたの?
どんな悪態つかれたの?

通り魔事件って、体を傷つけられる事件ってあるけど、
これは、心をズタズタに傷つけられる、
やっぱり「通り魔事件」だと思う。
傷つけられるのが、体か心かの違いだけで、
全くの見ず知らずの第三者に突然、鋭利な凶器で傷つけられて、
ボロボロになってしまった。。。

常にそういう目に遭う危険性が隣合わせなのを
改めて実感して、
とってもコワイよ。

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