2020年秋シーズン、テレビ朝日系列の金曜深夜「金曜ナイトドラマ」枠でスタートした全24話のサスペンスドラマ。刑事ドラマのカテゴリーに入れるかどうか迷ったけど、秘密警察モノの一種と判断しました。
テレビ朝日開局60周年記念「tv asahi & ABEMA TELASA 共同プロジェクト」として制作された作品で、'01年から'10年まで全8シーズンが放映されたアメリカの大ヒットドラマ『24 -TWENTY FOUR-』のリメイク作品。
原典の主人公ジャック・バウアーに該当するCTU(テロ対策ユニット)第1支部A班の班長=獅堂現馬に唐沢寿明、その同僚たちに栗山千明、池内博之、朝倉あき、東京本部長に村上弘明、第1支部長に佐野史郎、獅堂の妻に木村多江、娘に桜田ひより、そして日本初の女性総理候補とされる政治家=朝倉麗に仲間由紀恵が扮するほか、筒井道隆、今井悠貴、森マリア、水野久美、高橋和也、片瀬那奈、櫻井淳子、でんでんetc…といった豪華キャスト陣が脇を固めてます。
24時間以内に総理候補を暗殺する計画が進行中で、それを阻止する密命を受けた主人公が、敵と内通する裏切者の妨害を受けながら、おまけに拉致された愛娘の行方まで探しながら、西へ東へと奔走する1日の姿を24話に分けて、つまり毎回約1時間をリアルタイムで描いていくという、ほぼ原典と同じストーリーと構成でどうやら進んでいくみたいです。
まず、私はアメリカ版を断片的にしか観てないので、全く思い入れは無いし比較することも出来ません。ただ「あれからもう20年近くも経っちゃうのか!」っていう感慨だけはありますw
なので最初から期待はしておらず、むしろ番宣を観た時は「なんで今さら!?」「日本でやるには無理があるのでは?」「笑われちゃうだけでは?」って、ネガティブな感情しか抱けませんでした。
で、実際に初回を観た感想は「なんで今さら!?」「日本でやるには無理があるのでは?」「笑われちゃうだけでは?」というものでしたw 読み通りになって安心するやらガッカリするやら……
でも、レビューを書くための資料として公式サイトを覗いてみたら、主役の唐沢寿明さんが「これまでリメイク物にいっぱい出演して来たけど、今回がいちばん賛否両論あるだろうね」みたいなコメントをされてて、ちょっと応援したい気持ちになって来ました。
上に私が書いたような批判はもう、最初から承知の上でやっておられるんですよね。それはそれでチャレンジングなことだし、面白い作品を今の日本の若い人らに楽しんでもらうには、現在を舞台に日本人が演じる方がとっつき易くて有効なのは確かですから。
ただ、オリジナル版が流行って以降、似たようなドラマ(例えば唐沢さんが主演された『ボイス』とか)は日本でもさんざん創られて来ましたから、やっぱり思うのは「なんで今さら!?」「日本でやるには無理があるのでは?」「笑われちゃうだけでは?」にならざるを得ないのも確か。
応援したいけど、よっぽど頑張ってくれないと「いいね」は押せないし、女優さんが脱いでくれない限り私に全24話(半年ですよ!)を完走させるのは、かなりインポッシブルなミッションだと言わざるを得ません。
そんなワケでポートレートは唐沢さんの娘を演じる桜田ひよりさん。ついこないだまで中性的な少女のイメージだったのに、随分と綺麗になられました。
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