2022年夏シーズン、TBS系列の金曜夜10時「金曜ドラマ」枠でスタートした、西田征史さんのオリジナル脚本による連続ドラマ。
司法試験に4回落ちた崖っぷち東大卒パラリーガル・石子(有村架純)と、1回で司法試験に合格した高卒の弁護士・羽男(中村倫也)の“イシハネコンビ”が、誰にでも起こりうる珍トラブルに挑む異色のリーガル・エンターテインメント。
2人が勤めるマチベン「潮法律事務所」の所長にして石子の父=綿郎にさだまさし、アルバイトスタッフの蒼生に赤楚衛二、石子に惚れてる蕎麦屋の店員においでやす小田、といったレギュラーキャスト陣。
どうにも「掴みどころがない」っていう印象です。サブタイトル通り「そんなことが訴訟沙汰になっちゃうの!?」っていう物珍しさ(実話を元にしてるらしい)が企画の肝だと思うんだけど、初回前半の「喫茶店でケータイを充電してたら訴えられた」はともかく、後半の「パワハラ」を巡る訴訟はさして珍しいとも思えない。
創り手もそれを自覚してか、先輩にパワハラされた後輩の側が実は罠を仕掛けてたとか、その裏には上司からのパワハラがあったとか、どんでん返しを加えて無理くりミステリー仕立てにしちゃってる。ほんとテレビ業界はビョーキだと思う。
せっかく身近な民事訴訟の話を、あたかも刑事事件みたいに見せようとするから嘘っぽくなっちゃう。そのまま伝えれば面白かったかも知れない話を、大袈裟な尾ヒレをつけて台無しにしちゃってる。私はそう感じました。
それでも、主役コンビの掛け合いが面白ければ観てられるんだけど、これがまたイマイチだったりする。芸達者なお二人なのに!
脚本、演出、音楽、キャスティング……いろんな要素の食い合わせが上手くいってない。そんな感じがします。
良いテーマがあって、スタッフもキャストもみんな優秀でも、なぜか上手くいかない時がある。ドラマ創りって本当に難しい。特にコメディってのは繊細で、ほんの微妙なサジ加減でスベっちゃう。
だから、一刀両断につまんないとか言うべきじゃない。明らかに「やっつけ仕事」と見れば容赦しないけど、本作には志しを感じるだけに「掴みどころがない」としか私は言えません。
やっぱり「謎を解かなきゃダメ」「恋をしなきゃダメ」っていう、ドラマ業界のおかしな思い込みが元凶の1つになってると思う。みんながそれに囚われて、結果どれもこれも「似たりよったり」になっちゃってるのが何より深刻。
だから私のレビューも、毎度毎度おんなじこと書くしか無いワケです。で、最後は「おっぱい見せろ」「しゃぶらせろ」の下ネタで締めるウルトラ・ワンパターン。なにか問題あんのかこらあああぁぁぁーっ!!!
唯一の希望は、以前より大きくなった気がする有村架純さんのおっぱいです。おっぱいさえ見せてくれたら何もかも丸く収まります。どうか見せて下さいしゃぶらせて下さい。お願いしますお願いしますお願いします。
足フェチの私は意外に長い足の指がそそられます。事務所で徹夜して寝ているシーンがありましたが、一瞬男性の足と錯覚する男っぽい足の指が顔立ちとのギャップに妙にそそられました。今後も有村さんのエロい生足が見れそうです。