ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

「マシン相手じゃ打つ手がない」

2023-08-11 21:05:08 | 日記

『ぷるるん捜査線』は消されたのに『淫ら姫の大冒険』は残ってる不思議について、2人の読者さんから考察を頂きました。

1つは、ヒマを持て余して事務局に通報するバカがいるんだろうというご考察。

そしてもう1つは、Botで監視して自動的に削除(公開停止)しているのでは?というご考察。

なるほど!



私は、礼儀をわきまえないフォロワーに対して冷淡な態度を取って来たので、恨みを買って通報されてる可能性も充分にあると思います。

が、その場合、今回の『ぷるるん』と『淫ら姫』もそうだけど、どちらかと言えば「こっちの方がエロい」と自分では思ってた記事が生き残ってる矛盾が解決しない。

一方、すべて電子頭脳が判断してると仮定すれば、何となく腑に落ちます。なにせ相手は機械だから、NGと設定されたモノが写ってるか否かは判別できても、エロいかエロくないかの判別はできないでしょう。



そりゃあ、着てるのは女子高の制服でもモデルさんは大人だぞ!って、いくら主張したって通らないワケです。

審査基準が曖昧なのも、機械ならではの誤解(たとえば盗撮っぽく演出されたグラビアをホントの盗撮写真と判断したり)が多々あるからなのかも?

あるいは、実は画像じゃなくてワードが引っ掛かってる可能性も無くはない。こっちは冗談のつもりで書いても機械には通じないだろうし。



う〜む、困った困ったこまどり姉妹。これじゃ打つ手がない。

は? エロい記事をアップしないという選択肢は無いのかって? あんたバカ? バカなのか?

今後は「gooブログ事務局をおちょくる」というネタに意味が無くなっちゃうのも痛い!

本当に酷い世の中になりました。だからヘラヘラ笑ってる場合じゃないのよ、岸田くん。

 

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「岸田総理の笑顔がキモい」

2023-08-10 21:21:42 | 日記

『ぷるるん捜査線』の記事が消されて『淫ら姫の大冒険』は残ってるという、摩訶不思議。エロさも露出度も両方だいたい同じだった(わざとそうした)のに、その分岐点は一体どこにあるのか?

……って、こちらを悩ませるのが目的の単なる嫌がらせです。ヤツらに消された記事を累計すると、たぶん100は軽く超えてると思いますw なぜ懲りない!?



最近、画像検索をしてると、CGだかAIだかで造られた女子のグラビアがちょこちょこ出てきます。これまで載せた画像の中にも混じってるかも知れません。

ああいう中途半端にリアルなのに私は萌えない(それならむしろアニメ画の方がいい)んだけど、今回載せたようなのは、ちょっと面白いと感じました。



これをアニメ画で描いても面白くないだろうし、生身の人間にこんな迫力はたぶん出せない。コンピューターグラフィックならではの表現でしょう。

ちょっとガンダムばかりに寄せ過ぎなのが不満だけど、造った人がガンダム好きなら仕方ない。

モチーフがガンダムだと、バックショットがちっともエロくないんですよ!w



先週はまた鬱っぽいことを書いてしまったけど、別に今すぐ死にたいとか思ってるワケじゃありません。

介護が必要な後期高齢者たちと毎日接してると、人が生きることの意味をどうしても考えてしまうって、そういうことを言いたかっただけで。

私自身が女性社会の職場にいて気疲れすることと、それとはまた別問題。本格的にムリと思ったら私は躊躇なく辞められる人間なので、大丈夫です。

まぁしかし、この私が女性たちに囲まれて介護職員をしてるなんて、ほんの数ヶ月前まで想像もしなかったんだから、人生どうなるかホント分かんないもんです。



ところで今回の記事のタイトルに、政治的な意味は一切ありません。単純に、あの人の笑顔が歴代総理の中でもダントツに「キモい」っていう、ごく個人的で生理的な、単なる感想です。

そもそも、いま世界がこんな事になってるのに、一国の長が笑とる場合ちゃうやろって思うし。は○つですって、伏字にしないとキメ台詞を書けなくなっちゃいました。



 

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「一体いつまで生きるのか」

2023-08-05 16:50:52 | 日記

仕事でヘトヘトになってる時は特にだけど、自分は一体いつまで生きるんだろうか?って、最近そればっかり考えてしまう。

介護職に就いて2ヶ月強が過ぎ、そこそこ慣れてきたお陰で、考える余裕が少し生まれたんでしょう。

仕事に関しては、楽しくなったり苦しくなったり、自信を得たり失くしたりと、まさに「行こか戻ろか」で辞めたくなる瞬間が何度もあったし、今後もあり続けるだろうと思います。

ちなみに、私が入ってからの2ヶ月強だけで既に3人、若い職員が辞めていきました。それだけハードな仕事だし、さらに人手が減ってますますハードになる一方!

体力の限界を感じて宅配業を辞めたのに、もっとキツい仕事してたら意味ないやん!って思うと辞めたくなる。

けど、また一方でやり甲斐も感じてるから、気持ちが行ったり来たり揺れちゃうワケです。

もちろん簡単には辞めたくないし、人手が足りないからこそ自分にも存在価値があるワケで、心身の健康を保てる間は頑張って続けるつもりです。



ただ、平日は勤務先で、週末は自宅で、もう自力では歩けなかったり認知症だったりする後期高齢者たちを、ずっと私は間近で見てるワケです。

その人たちだって若い頃は「誰かに介護される自分」なんか想像もしなかっただろうし、根拠もなく「自分はそうなる前に死ぬだろう」と思ってたんじゃないでしょうか。

私もちょっと前までそうでした。けど、父は97歳まで生きたし、母もあと1ヶ月で90代に突入しちゃう。そんな夫婦から生まれた私自身も、認知症になって「生きたい」とも「死にたい」とも意志表示できなくなるまで生き永らえる可能性が、たぶん高い。

誰かにオムツを替えてもらう生活なんてイヤだ! ただボーッと生きてるだけの毎日なんてイヤだ! けど死なない限り、必ずいつかそうなる。



とはいえ、もし自分が90歳まで生きるとしたら、まだ30年以上ありますから、医学や介護技術がもっと進化してるかも知れないし、それ以前に人類が地球に住めなくなってるかも知れない。

不謹慎を百も承知で言えば、天変地異でみんなスカッとこの世から消えちゃうのが一番の理想。

ちなみに、私が働き始めてからの2ヶ月強で辞めた同僚が3人って書いたけど、病気や老衰で亡くなられた入居者さんの数も、同じ期間で3人。なおさら自分の死を考えずにいられません。

忙しすぎてヘトヘトになったり、人間関係で悩んだりするたび、この先コレと言ってやりたいことも無いのに、なんの為にこんな思いまでして俺は生きとんねん?って。親を最後まで見送るというミッションが終わったとき、一体どうすんねん?って。



人間関係と言えば、思いっきり話が逸れるけど、職探しのとき「こんな職場は避けよう」と思ってた条件の1つが「女性の多い職場」だったのに、いま働いてる施設は7割ぐらい女性ですよ!w

女性が嫌いなワケじゃ勿論ないけど、もし女性の同僚たちに嫌われたら地獄だろうと思うから、必要以上に気を使ってしまうし、それがかえって悪い印象を与えてるかも?とか考えて気疲れしちゃう。

「女性恐怖症」と言える程だった若い頃に比べれば、いくらか免疫はついたと思うけど、それでもしんどい。どこまで自分を出して良いものやら見当もつかない。

とにかく清潔でいること、敬意を払うこと、弱音を吐かないこと、言い訳や悪口を言わないこと等々、そんなの誰が相手でも同じかも知れないけど、特に女性に対しては意識しちゃう。だからしんどい。

ブログで開けっぴろげにしてるスケベさなんて、職場では完全封印ですよ! その反動がこのありさまです。



私がもっと明るい性格なら、多少スケベさを出しても笑いで済まされるだろうけど、残念ながら性根の暗さだけは変えようがない。

そんなこんなで、毎日が修行です。これまで避けてきたハードルばかり並んで、それを全部乗り越えたときにプラマイゼロ=一人前になるんでしょう。

自分の死について考えるのは、まだまだ早いってことですかね。しかしそれにしても、生きるってのはホントしんどい。まさにサバイバルです。


 

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『さすらい刑事旅情編III』#20

2023-08-04 20:50:11 | 刑事ドラマ'90年代

『さすらい刑事旅情編III』レビュー3連発となりました。

同じ番組でも各エピソードの内容がバラエティー豊かで、『太陽にほえろ!』に例えれば本格ミステリーの#12は山さん編、ちょっとハードな失恋話の#14はマカロニ編、そして今回の#20はスペシャル仕様のボス編ってことで、いよいよ折り目正しい宇津井健さんが実質の主役を務め、いつもより豪華なゲスト陣が脇を固めてます。

脚本がこのシリーズ初登板となる塙五郎さん(『夜明けの刑事』『特捜最前線』等)で、それまで在りそうで無かった「ローカル線の廃止」をテーマにした物語。

ふだんは駅や車内で事件が起こるだけで、鉄道そのものにドラマを持たせたエピソードがほとんど無く、塙五郎さんはそこに眼をつけられたんでしょう。

これぞまさに旅情編!ってことで、スタッフ&キャストの皆さんが相当な気合を入れて臨まれたのか、ふだん感じない熱量が今回は伝わってきますw




☆第20話『幻の汽笛! 誘拐された大臣の娘』(1991.2.27.OA/脚本=塙 五郎/監督=天野利彦)

福島県の、今は廃線になってる鉄道=弥富線の長沢駅付近に「死体を埋めた」という、匿名の中年らしき男から通報を受け、鉄道警察隊の山さん(蟹江敬三)、リーゼント(三浦洋一)、少年隊(植草克秀)が発掘に出向きます。



そして発見されたのが、長沢→東一条行きの切符を手にした若い女性の遺体。

彼女はいったい誰なのか、再び電話してきた中年男に高杉警部(宇津井 健)が折り目正しく尋ねたら、現政府の運輸大臣=広上(内藤武敏)の娘だと言うから驚いた!

けれど広上大臣に聞いてみたら、ひとり娘の恵(中村由真)は心臓病で入院してはいるけど、ちゃんと生きていると言う。一体どういうことなのか?



検死の結果、あの遺体が心臓発作による病死、つまり恵と同じ心臓病だったと判明したところで、中年男がまた見計らったように電話してきます。

「広上に言っておけ。今度はお前の娘が埋められる番だってな」

まさか!?ってことでリーゼントたちが恵の入院先に駆けつけるも、時すでに遅し。彼女は何者かに連れ出されて行方不明。

死体遺棄に誘拐という重罪まで加えた犯人が、運輸大臣を相手に人生の全てを賭け、突きつけて来た恐るべき要求とは!?

「弥富線6244列車をもう一度走らせろ」

「なにっ!?」



犯人は、数年前に広上大臣が廃線を決めたローカル線の名物列車「6244」を、乗務員も含め全て昔どおりに運行させろと言うのでした。

しかし撤去した線路を元に戻すだけで莫大な費用がかかるし、引退した乗務員たちを揃えるのも容易なことじゃない。

政府は「NO」の返事を突きつけ、広上大臣はそれに従おうとするんだけど、高杉警部が折り目正しく頭を下げて必死に説得。結果、1度きりの再運行が奇跡的に決定!



ひとり、長沢に残って捜査してた少年隊が線路の補修を手伝い……



鉄道警察隊は手分けして「6244」の元乗務員たちを捜しだし、再運行イベントへの全員参加を実現させるのでした。それはやっぱり、名物列車をもう一度走らせたい気持ちが皆にあったからでしょう。

ところが政治家には、そんな市井の人々の気持ちが解らない。

「無くなった列車を、今さら走らせてどうなると言うんだ?」

てめえの娘を救うために皆が奔走してるのに、すっとぼけたことをぬかす広上大臣に、今回は見せ場が少ないリーゼントがここぞとばかり、美味しいセリフを独占します。

「列車はただの輸送の手段じゃない。走る列車に勇気づけられ、夢を託す人もいる。世の中にはそういう人間もいるって事ですよ」



「私には解らん、キミたちが何を言ってるのか」

「列車が人の生き甲斐になることもあると言ってるんです! その人から見れば、あなたはその夢や希望を取り上げた事になりますね」

「…………」

「私の生まれたところも鉄道が無くなりました。今は住む人もいなくなったそうです」

そう、こんな事態になったのはそもそも、広上大臣が弥富線を不要と断じ、鶴の一声で廃線にしちゃったから。

政府側にも経済的な事情があったにせよ、鉄道を愛する人々の気持ちを「私には解らん」の一言で片付けるような人間が、運輸大臣の座に就いてるという理不尽。ゴルフを愛する皆さんへの冒涜も甚だしい!💨(時事ネタ)



かくして6244列車の復活が目前に迫る一方、事件の背景も見えてきます。

かつて長沢の療養所に入所してた犯人の娘が、病室の窓から6244列車を眺めるのを毎日楽しみにしてたのに、それが廃線になって生き甲斐を奪われ、心も病むようになって東京の病院に移された。

そして数年後、そこに同じ病で入院してきた広上大臣の娘=恵と出逢い、友情を育んだ。



そう、今回の事件は「お父さんが彼女から取り上げた6244列車を、私が走らせる!」という、恵の想いが発端なのでした。

「私は間違っていたんだろうか? 私は常に、大勢の人たちの幸せを考えて来たつもりだったが」



ようやく自分の過ちに気づき始めた広上大臣を、高杉警部が折り目正しく諭します。

「たった1人の幸せを守ることが、何より大切な時もあるかも知れません」

「…………」

「広上さん、私は部下によく言うんです。人間はたくさん間違いをするけども、やり直すことが出来るのも人間じゃないかって」



そして長沢の療養所で恵が発見され、彼女をそこに連れてきたのは6244列車の元操縦士=原島(山田吾一)の妻であることが判明します。そう、この夫婦こそが線路脇に埋葬された女性の両親、すなわち広上大臣を脅迫してる犯人なのでした。

そして今、原島が再び操縦士として6244列車に乗り込もうとしてる。

「何をしてるんだ高杉くん! 運行は中止だ!」



ひとりの人間としては、このまま列車を走らせたい。けど、真犯人が判った以上、警察官として放っておくワケにはいかない。高杉警部は折り目正しく決断します。

「ただちに原島操縦士を逮捕するんだ」

現場にいる山さんが逮捕に向かうも、セレモニーの準備をずっと手伝ってきた少年隊が立ちはだかります。



「山さん、走らせてやって下さい。みんな喜んでるじゃないスか! みんな待ってるじゃないスか!」

「どけ!」



「オレだってレール運んだんですよ! オレ見たいんですよ、6244が走るの見たいんですよ!」

なおも食い下がる少年隊を柔道技で投げ飛ばし、山さんは言います。



「馬鹿野郎っ! オレだってな、オレだって走らせたいんだよ!」

これです。この葛藤こそが刑事ドラマなんです。トリックだの裏切者だのどんでん返しだの、昨今の刑事ドラマ(と呼ばれてる番組)は推理ゲームであってドラマじゃない。だからレビューしようもない。



「原島くん。キミがこんなやり方で走らせようとした列車は、亡くなった娘さんが見たかった6244列車じゃない」

逮捕され、駅舎内に連行されてきた原島に、今回も折り目正しい説教をかます高杉警部だけど、そんなことは百も承知だったであろう原島は、にっくき運輸大臣につかみかかります。



「娘は、あの線路脇に埋めてくれと言って死んだんだ! いつかきっとまた、あの列車が走るからって! それを見たいからって!」



「……高杉くん、騒ぎはこれでおしまいだ」

宇津井健、山田吾一、内藤武敏という名優3人の演技バトルはさすがに見応えあります。

さらに、普段はリーゼント刑事の引き立て役に甘んじてる、蟹江さんや植草くんの演技も光ってます。そりゃみんな燃えますよね、リーゼント以外は。

さて、その後すぐ療養所に駆けつけた広上大臣だけど、6244列車が走るのをドキドキしながら待ってた我が娘から、まるで汚物を見るような視線を浴びる羽目になります。



「お父さんが止めたの? ひどいわ、みんな待ってるのに! 私だって……」

そうして彼女はスケバン化し、やがて風間三姉妹の次女となるのでした。時系列はでたらめです。



でたらめと言えば、折り目正しく長沢駅のホームを歩く、この男も実はタローマン並みにでたらめな男だった!

「とりあえず、長沢署まで連行しなきゃいかんな」



「警部、自分が護送します」

待ってました!とばかりに山さんが、原島の両腕から手錠を外します。



「ほら、何してる? お前以外に誰が6244を動かすんだ?」

人情ドラマを蔑視するようなことをよく書くけど、私が忌み嫌うのは「単なるお涙頂戴」を目的にしたドラマであって、今回のエピソードは該当しません。

なぜなら、作者のメッセージが明確に伝わって来るから。



たとえ人情ドラマであろうと謎解きゲームであろうと、作者が何かを主張してきたなら、私は喜んで耳を傾けます。

昨今の(日本の)TVドラマやメジャー映画がつまんないと感じる、最大の理由がそこにある。何も主張せず、誰にも文句を言われないよう無難に、とにかく当たり障りなく作られた作品が面白くなろう筈がない。

今回レビューしたエピソードでは、政府側の言い分がほとんど無視されてたりするけど、それでいいと私は思う。これは鉄道を愛する人たちのドラマなんだから。



運輸大臣の娘=恵を演じた中村由真さんは、グラビアアイドルから芸能活動をスタートし、女優としては1986〜’87年に放映された連ドラ『スケバン刑事III/少女忍法帖伝奇』における風間三姉妹の次女役で一気にブレイク。

刑事ドラマへのゲスト出演は(単発モノを除けば)同じ『さすらい刑事旅情編』の第5シリーズ第19話しかウィキペディアに記載がなく、そういう意味でも今回はスペシャルな作品と言えそうです。


 

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