古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

『竹』と『木』では火力がちがいました。

2010年08月08日 03時55分45秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 土手の草刈りでたまった草を燃やしている写真です。ブロック二段積みの一段目にパイプの棚をつけ、下でいままで竹を燃やしていました。その火力で上の生乾きの草を燃やします。すると写真のように白い煙(と水蒸気)が上がります。この白い煙で草木灰をつくります。草が完全に乾いたらほとんど煙を出さずに炎を上げて燃え、白い灰がわずかに残るだけです。草木灰にはなりません。
 ブロックの横に二段に積んだヨドコウの衣装ケースが見えます。これにまだ熱い灰を、十能ですくって入れます。『十能』とか『消壷』は、ひと昔まえにはかまどで飯炊きをしたりするときの必需品でしたね。ブロックの焼却炉の前に置いているのは、トタン製の衣装箱です。たたんだ和服の入るサイズで、これも灰の入れ物として使います。燃えないゴミの日に拾ったりもらったりしました。
 さて、ブロック焼却炉の横に山のように積んでいた竹燃料が底をついてきました。裏の竹薮には切った竹が山ほどあるので、それを丸鋸で薪サイズに切って使ってもいいのですが、製材所(むかしやっていた)の方に「草を燃やすために廃材をください」と頼んでいたので、そちらを使ってみました。
 軽トラックでもらいに行き、燃やしてみると竹と木材では火力がちがいます。竹はすぐに燃えてしまうので他の作業をしていても燃料補給に気をつけましたが、板を燃やすと上に積み上げた生の草が黒くなるまで放っておけます。大豆畑トラストで生草を燃やしていたときを思い出しました。いまの焼却炉より大きく、ブロックを3×3個地面に置き、その上に三段側壁を積み上げた炉でしたが、燃料は製材所の廃材と大工仕事の余り材でした。みんなの出すジャガイモの茎、タマネギの葉、ナスビやオクラの木などもみんなよく燃えました。サツマイモのツルだけは燃えなくて困りましたが。
 大豆畑トラストではご近所の苦情で燃やせなくなりましたが、いまは草木灰をつくることができます。夏場の草刈りを利用してせっせと灰をつくり、畑に入れることにします。サツマイモが甘くなるには草木灰がいいといいますから、雨の予報が出たら畝間に撒くことにしましょう。
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